2017年の発売以来、切なすぎる小説としてSNS等で反響が広がり続け、現在すでに50万部を突破している「余命10年」(小坂流加著/文芸社文庫NEO刊)。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」の大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた本作を、『新聞記者』(第43回日本アカデミー賞6部門受賞)『ヤクザと家族 The Family』の藤井道人監督がメガホンを取り、2022年春に公開する。
脚本は『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)、『雪の華』(19)など等身大の若者のラブストーリーを描き、多くの大ヒット感動作を世に放ってきた岡田惠和、渡邉真子が担当。
数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知った20歳の茉莉(まつり)役に、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)、さらには『糸』(20)の大ヒットが記憶に新しい小松菜奈。茉莉と恋に落ち、茉莉を変えていくきっかけを作る若者・和人(かずと)役には、連続テレビ小説にも出演し精力的に活動の幅を広げる坂口健太郎が演じる。
この度、小松と坂口2人の感情がぎゅっと詰まった特報映像とティザービジュアルが公開された。
移りゆく四季のパートごとに物語が展開される本作。約1年という長期間の撮影を、四季折々の美しい風景のなかで行ったこの作品について、小松は「かけがえのない時間が詰まっています」、坂口は「すごい瞬間を観た」とそれぞれ語る。
小松・坂口の現場で演技に挑む様子を見ていた楠プロデューサーは小松菜奈について「茉莉として真剣に10年を生き切った彼女を見届けて下さい」、また坂口健太郎については「本当に20歳から30歳までの10年間を撮影したかのように声や顔、目つきまでも変化させ、和人という難しい役柄を完璧に演じ切っていました」と語り、まさに2人が全身全霊でこの作品に取り組んでいた様子がうかがえる。
藤井監督も、今回のW主演について「小松さんと坂口くんと駆け抜けたこの1年間は、宝物のような時間でした。二人が演じた10年の月日が刻まれた『余命10年』を楽しみにしていて下さい」と語った。
“涙より切ない”との評価が高い映画『余命10年』は、2022年春に公開。
数万人に一人という不治の病で、余命が10年であることを知った20歳の茉莉(まつり)。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。しかし地元の同窓会で和人(かずと)と出会い、茉莉の10年は大きく動いていく・・・。
監督:藤井道人
脚本:岡田惠和、渡邉真子
原作:小坂流加「余命10年」(文芸社文庫NEO刊)
出演:小松菜奈、坂口健太郎
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2022映画「余命10年」製作委員会
2022年春 公開
公式サイト yomei10-movie.jp