デビューして半世紀以上、波乱万丈な人生を歩みつつも、常に第一線で活躍しつづけ、日本では「ベスト」(1999) 200万枚、「アンプラグド」(1992) 120万枚と、洋楽としては驚異をセールスを記録、また来日公演も現在まで通算22回行うなど、日本でも絶大な人気を誇る”スローハンド”のエリック・クラプトン。
2021年、クラプトンは同年5月に恒例のロイヤル・アルバート・ホールでのライブを予定していたが、世界中を襲っている(パンデミック)COVID-19の影響のためにキャンセルすることになってしまった。このロックダウンの状況下で、アーティストは何ができるのか・・・「僕がしたいのは、ロウソクの火を燃やし続けるように、演奏をしつづけることなんだ」と思ったクラプトンは、イギリスの田舎町に旧知のメンバーを集め、無観客でのアコースティックでのライブを行うことにした。
そして、彼のキャリアの中から選び抜かれたセットリスト、そして30年ぶりに収録されるアコースティックライブが、劇場上映版『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ』として全国の劇場で期間限定上映されることが決まった。本作には、後日発売されるDVD/BDとは一部別編集、さらに劇場上映版のみで観ることができるオフ・ショット、インタビュー等の15分以上の別映像も上映される。
メンバーはクラプトンの盟友ネイザン・イースト、スティーヴ・ガッド、そしてクリス・ステイントン。サウンド・プロデューサーには数々の歴史的名盤を手掛け、誰もが知るクラプトンの大ヒット作「アンプラグド」も手掛けた伝説のプロデューサー ラス・タイトルマンが担当。
そしてバンドはリハーサルを行いながら、クラプトンの膨大なレパートリーの中から、エレクトリックとアコースティックの両サイドからの選曲を進めていき、最終的にクラプトン自身のルーツを探求するような選曲となった。また演奏自体にもこだわりを見せ、通常のライブでは表現し辛いが、無観客のクローズドだからできる繊細な演奏を心掛け、メンバーがとても楽しそうにプレイをしているのを感じることができる。
元々この作品についていた仮タイトル「The Lady In The Balcony」(バルコニーにいる女性)。そのタイトル元となったのは、ときおりスクリーンに映る、バルコニーからたった一人でライブを観ている女性、クラプトンの妻メリア・マッケナリーと、本作には様々な想いが込められている。
ロイヤル・アルバート・ホールでのライブと続くツアーは中止になってしまったが、そのおかげで体験できる特別なライブ。劇場上映版『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ』は10月8日(金)より全国期間限定公開。
SET LIST
Driftin Blues |
Nobody Knows You When You’re Down And Out |
Golden Ring |
Black Magic Woman |
Man of the World |
For Kerry |
River of Tears |
Rock Me Baby |
Believe in Life |
Going Down Slow |
Layla |
Tears in Heaven |
Bad Boy |
Got My Mojo Working |
2021年2月、エリック・クラプトンは同年5月に予定をしていた恒例のロイヤル・アルバート・ホールでのライブを、世界中を襲っている(パンデミック)COVID-19の影響のためにキャンセルすることになってしまった。しかし、このロックダウンの中で、ミュージシャンは何ができるのか・・・クラプトンはすぐに旧知のメンバーを集め、無観客でのアコースティックでのライブを行うことしした。
「ぼくがしたいのは、ロウソクの火を燃やし続けるように、演奏しつづけることなんだ」― エリック・クラプトン
監督:デヴィッド・バーナード
出演:エリック・クラプトン、スティーヴ・ガッド、ネイザン・イースト、クリス・ステイントン、ラス・タイトルマン、他
配給:Eastworld Entertainment / カルチャヴィル
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2021年10月8日(金) 全国期間限定公開