Jul 14, 2021 news

山田洋次監督 最新作 映画『キネマの神様』 菅田将暉や永野芽郁たちのドライブシーン本編映像が公開

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1920年から日本映画史を飾る傑作、ヒット作の製作・配給・興行を続けてきた松竹映画が昨年、創立100周年を迎えた。その松竹映画100周年を記念した作品となる、映画『キネマの神様』は、日本映画界を代表する山田洋次監督のもと豪華キャストが集結。撮影の中断など幾多の困難を乗り越えた奇跡の作品として完成した。

そしてこの度、北川景子演じる「園子」、菅田将暉演じる「ゴウ」、永野芽郁演じる「淑子」、野田洋次郎演じる「テラシン」がドライブへ出かける本編シーンが公開。

映像では園子からゴウへ、テラシンから淑子へ向ける淡い恋心など、それぞれの想いが交錯する登場人物たちの青春模様が垣間見える。園子がハンドルを握るオープンカーで、冗談を言い合いながらさわやかな笑い声をあげる4人。青い空の下を車は進むが、道中で車はエンストを起こし、ゴウたちは車を停めエンジンを冷やすことに。ラジエーターに水をそそぐゴウの目をまっすぐに見つめながら、園子は意味深な言葉を投げかける。一方、淑子への想いを募らせるテラシンは、遠慮がちに眩しすぎる笑顔の淑子をカメラに収める。青春の一幕の中で交差する4人の想いは、このドライブの先にどのようなドラマにつながっていくのか。夢と愛にまっすぐ生きた彼らの物語に期待が高まる。

さらに今回、本シーンに登場する菅田、永野、野田の3人によるコメントも到着。夢へまっすぐに青春を駆け抜けた物語にちなんで、それぞれの思う“夢”について聞くと、菅田は「夢だと思ってなかったけど振返ったら夢が叶った気持ちになっていることが、この世界は本当に良くあるなと思います。」と語り、野田は「もしかしたら夢っていうのはその時1番やりたいことを全力でやった先に、気づいたら辿りついてるんじゃないかな?」と自身の考え方を明かした。一方永野は「私は、夢を持ちそれを達成したときに、次にどうしていいか分からなくなってしまう自分が怖くて、明確な将来の夢というものを持ったことがないので、明日が楽しければいいと思ってます。」と菅田と野田を驚かせた。

それぞれの夢の形を胸に、3人は夢と愛と希望に満ちた本作に挑んだが、青い空の下、青春の日々を送った若き日のゴウたちは、ひたむきに夢を追いかけた先にどんな未来へたどり着くのか。50年先の現代まで、“映画の神様”を信じ続けたゴウのもとに訪れた“奇跡”とは?

“映画”を愛し続け、挫折を味わいながらも夢を追いかけたゴウが時代を越えて織り成す青春と家族のありようが描かれる温かな物語、映画『キネマの神様』は、8月6日(金)全国公開。

作品情報
映画『キネマの神様』

これは、“映画の神様”を信じ続けた男の人生とともに紡がれる愛と友情、そして家族の物語。無類のギャンブル好きなゴウ(沢田研二)は妻の淑子よしこ(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」。行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、時代を代表する名監督やスター女優の園子(北川景子)、また撮影所近くの食堂の看板娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。あれから約50年。歩の息子の勇太(前田旺志郎)が、古びた映画の脚本を手に取る。その作品のタイトルは、『キネマの神様』。それはゴウが初監督の時、撮影を放棄した作品だった。勇太はその脚本の面白さに感動し、現代版に書き直して脚本賞に応募しようとゴウに提案する。最初は半信半疑で始めたゴウであったが、再び自身の作品に向き合う中で、忘れかけていた夢や青春を取り戻してゆく。

監督:山田洋次

原作:原田マハ「キネマの神様」(文春文庫刊)

出演:沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎 / 北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子

配給:松竹

©2021「キネマの神様」製作委員会

8月6日(金) 全国公開

公式サイト:kinema-kamisama