インディーズ精神を貫き続ける孤高の名匠ハル・ハートリーが、コロナ禍による制作中止という苦難を乗り越えて完成させた、11年ぶりとなる新作映画『トゥ・ランド』。このたび本作の劇場公開が決定した。
1990年代に『トラスト・ミー』『シンプルメン』など、シニカルでユーモラスで瑞々しい名作を連発し、NYのインディペンデントシーンを象徴する監督となったハル・ハートリー。彼の新作長編が日本で劇場公開されるのは(1999年の『ヘンリー・フール』以来)なんと27年ぶり。本作は誰もが人生と哲学を語り、飄々としているのにハートウォーミングな、ハートリーにしか作れないドタバタ喜劇。リスボン映画祭2025では最優秀賞を受賞するなど、監督自ら「最後の映画になっても構わない」と語るほどの自信作となった。

主人公はかつてロマコメで人気を博した映画監督のジョー。60歳を前にしてセカンドキャリアに挑戦したり、弁護士に勧められて遺書作りをはじめたら、恋人や姪っ子が「余命わずかに違いない!」と勘違い。噂を聞きつけた 友人や知人たち、さらには見知らぬ輩までもがジョーのアパートに押し寄せてくる。


どこかハートリー自身を思わせる主人公を演じたのはハートリーの代表作『シンプルメン』で主人公兄弟の弟を演じたビル・セイジ。さらに『ブラック・クランズマン』のロバート・ジョン・バーク、「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のイーディ・ファルコらハートリー作品から活躍の場を広げた仲間たちも再結集した。


このたび公開された予告映像では、セミリタイア状態の主人公の行動が周りに誤解を与え、勝手な勘繰りから騒ぎが大きくなっていく様子が軽妙に描かれている。果たしてこの騒動の行く末は‥‥。
映画『トゥ・ランド』は、2026年4月25日(土)より全国順次公開。

58歳のジョー・フルトンは、かつてロマンチックコメディで人気を博した映画監督。今では半ば引退状態で、時間を持て余すのはよくないと、近所の墓地の管理人の仕事に応募する。一方、ジョーの恋人で TV スターのミュリエルは、ジョーが遺言書を作ろうとしていると知って終活しているのだと早とちり。ドラマチックな勘違いはたちまち拡散して、ジョーのアパートに友人知人、さらには見知らぬ若者たちまでが押しかけてくる。
監督・脚本・製作・音楽:ハル・ハートリー
出演:ビル・セイジ 、ロバート・ジョン・バーク 、イーディ・ファルコ、キム・タフ、ケイトリン・スパークス
配給:ポッシブルフィルムズ
©Hal Hartley / Possible Films, LLC
2026年4月25日(土) ユーロスペースほか全国順次公開
公式サイト toland-movie.com