Nov 29, 2025 news

泉佐野フィルムフェス vol.2開幕 『幕が上がる』10周年トークに喜安浩平×犬童一心登場


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「泉佐野フィルムフェス vol.2」が11月29日、大阪府泉佐野市のエブノ泉の森ホールで開幕し、ももいろクローバーZ主演の映画『幕が上がる』(本広克行監督、2015年)が公開10周年を記念して特別上映された。上映後には、俳優で脚本家の喜安浩平氏と犬童一心監督が登壇した。

本作は、地区大会止まりの弱小高校演劇部が、元女優の熱血顧問(黒木華)の指導のもと全国大会を目指し、本気で演劇に打ち込む姿を描いた青春群像劇。原作は平田オリザ氏の同名小説。

犬童監督は「本来は本広さんが登壇されるべきですが、『踊る大捜査線』の撮影で来られないということで、その代わりです(笑)。30日に上映される『最高の人生の見つけ方』には吉永小百合さんがももクロのコンサートに行くシーンがあるのですが、実際のコンサートにお邪魔して撮影させていただき、とても協力していただきました」と語った。

現在放送中のTBSドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の脚本でも知られる喜安氏は「本広さんが演劇とももクロにハマっていて、好きなものを組み合わせた企画だと思います。詳しい経緯は聞いていませんが、私が脚本を担当した『桐島、部活やめるってよ』を見てくださったそうです」と明かした。

映画『幕が上がる』 ©2015平田オリザ・講談社/フジテレビジョン 東映 ROBOT 電通 講談社 パルコ

劇団「ナイロン100℃」に所属する喜安氏は、広島大時代に演劇の世界に入った。「まぶしい高校演劇の世界はオリザさんの小説で初めて知りました。僕の高校時代はぼんやりしていましたし、まぶしさを通り過ぎた小劇場の世界しか知らなかったので、高校演劇のその先を軸に手探りで書き始めました」と振り返る。

映画には“ももクロメンバーの個性が反映されている”ようにも見えるが「当て書きではなく、それぞれのパーソナリティをつかんで書いていきました。それが動き出せば、自然と“みんなで頑張っている”ように見えるのではないかと考えました。稿を重ねる中で役は本広さんが決めていきました。本広さんは一緒に仕事をしているので、僕が知らない角度から彼女たちを見ていたのだと思います」と語った。

公開から10年が経ったことについては「気がつけば10年前の作品になっていて、正直そんなに経ったのかとショックでした。僕はまぶしい高校時代を過ごしたタイプではないですが、映画を見ると胸がすくような思いがあります。この脚本を書いていた時期が、僕にとっての青春だったのかもしれません。ものづくりはかけがえのないものだと思っています」と感慨深げに話した。

泉佐野フィルムフェス vol.2は30日まで同所で開催される。

取材・文 ・撮影 / 平辻哲也

イベント情報
「泉佐野フィルムフェス vol.2」

世界から一番近い街の
作り手と観客が一番近い
映像×エンタメ
フェスティバル!

【開催概要】
開催日:2025年11月29日(土)~30日(日)

会場:エブノ泉の森ホール(大ホール・小ホール・マルチスペース 他)

主催:泉佐野フィルムフェス実行委員会

公式サイト izumisano-film