アジア最大級の映画の祭典 第38回東京国際映画祭が、11月5日(水)に閉幕を迎え、TOHOシネマズ 日比谷スクリーン12にてクロージングセレモニーと受賞者記者会見が行われた。

セレモニーでは、各部門における審査委員からの受賞作品の発表・授与が行われた。【東京グランプリ/東京都知事賞】に選出されたのは、アンマリ―・ジャシル監督の『パレスチナ36』。チャン・リュル監督の『春の木』が最優秀監督賞と最優秀男優賞の2冠を達成。
日本映画からは『恒星の向こう側』より主演の福地桃子と河瀨直美が最優秀女優賞を受賞。最優秀監督賞は2作品同時受賞となり、『裏か表か?』のアレッシオ・リゴ・デ・リーギ監督、マッテオ・ゾッピス監督と『春の木』のチャン・リュル監督が選出され、その他審査員特別賞は『私たちは森の果実』が、最優秀芸術貢献賞は『マザー』が、そして観客賞は『金髪』がそれぞれ受賞した。


第38回東京国際映画祭 各賞受賞作品・受賞者
コンペティション部門
東京グランプリ/東京都知事賞『パレスチナ36』(パレスチナ/イギリス/フランス/デンマーク)
審査員特別賞 『私たちは森の果実』(カンボジア/フランス)
最優秀監督賞 チャン・リュル監督(『春の木』、中国)/アレッシオ・リオ・デ・リーギ、マッテオ・ゾッピス(『裏か表か?』、イタリア/アメリカ)
最優秀女優賞 福地桃子、河瀨直美(『恒星の向こう側』、日本)
最優秀男優賞 ワン・チュアンジュン(『春の木』、中国)
最優秀芸術貢献賞 『マザー』(ベルギー/北マケドニア)
観客賞 『金髪』(日本)
アジアの未来 作品賞 作品賞 『光輪』(韓国)
東京国際映画祭 エシカル・フィルム賞 『カザ・ブランカ』(ブラジル)
黒澤明賞 李相日、クロエ・ジャオ
特別功労賞 山田洋次、吉永小百合

開催期間:2025年10月27日(月)~11月5日(水)
会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区
◆オープニング作品
『てっぺんの向こうにあなたがいる』
監督:阪本順治
2025年10月31日(金) 公開
公式サイト teppen-movie
©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会
◆センターピース作品
『TOKYOタクシー』
監督:山田洋次
2025年11月21日(金) 公開
公式サイト movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会
◆クロージング作品
『ハムネット』
監督:クロエ・ジャオ
©2025 FOCUS FEATURES LLC.
©2025 TIFF
公式サイト tiff