カナダ・アカデミー賞8冠を果たした、映画『ぼくらの居場所』の日本版予告映像が公開された。
舞台は、多様な文化を持つ人々が多く暮らすカナダ・トロント郊外の街、スカボロー。精神疾患を抱えた父親の暴力から逃げるようにスカボローにやって来たフィリピン人のビン。家族4人でシェルターに暮らす先住民の血を引くシルヴィー。そしてネグレクトされ両親に翻弄され続けるローラ。3人は、ソーシャルワーカーのヒナが責任者を務める教育センターをよりどころに暮らしていた。厳しい環境下で生きながらも、ささやかなきずなを育んでいく3人だったが‥‥。




カナダで絶賛された小説を、ドキュメンタリー出身監督、シャシャ・ナカイとリッチ・ウィリアムソンが映画化した本作は、カナダの作家キャサリン・エルナンデスが実体験をもとに執筆したデビュー小説「Scarborough」(未訳)を自ら脚本化し、2人に持ち込んだことから制作がスタートした。2人にとって初の劇映画である本作はカナダ・アカデミー賞で11部門にノミネートされ、8部門を受賞。国内外の映画祭で20もの賞を獲得する快挙を成し遂げた。




アンサンブルキャストには物語の舞台であるスカボロー出身の俳優も多く含まれており、そのほとんどは演技未経験。主役に抜擢されたのは、本作でスクリーンデビューを果たした3人の子どもたち。現代社会が抱える多様な問題を提起しながらも、人々の希望やコミュニティの美しさがあたたかく描かれていく。
映画『ぼくらの居場所』は、2025年11月7日(金)より全国順次公開。

多様な文化を持つ人々が多く暮らす、カナダ・トロント東部に位置するスカボロー。そこに暮らす3人の子どもたち。精神疾患を抱えた父親の暴力から逃げるようにスカボローにやって来たフィリピン人のビン。家族4人でシェルターに暮らす先住民の血を引くシルヴィー。そしてネグレクトされ両親に翻弄され続けるローラ。そんな彼らが安心して過ごせる場所は、ソーシャルワーカーのヒナが責任者を務める教育センターだった。厳しい環境下で生きながらも、ささやかなきずなを育んでいく3人だったのだが‥‥。
監督:シャシャ・ナカイ、リッチ・ウィリアムソン
出演:リアム・ディアス、エッセンス・フォックス、アンナ・クレア・ベイテル 他
配給:カルチュアルライフ
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2025年11月7日(金) 新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開