韓国で公開されると同時に口コミが爆発的に広がり、韓国映画の中で3週連続第1位を獲得し、韓国で今年１番ヒットしたホラー映画(8月15日現在)となっている、映画『層間騒音』。この度、本作の韓国版予告映像が公開された。
層間騒音(そうかんそうおん)という言葉は、集合住宅で上下階から聞こえてくる生活音(足音、話し声、ドアの開閉音、家電製品の音など)を指す韓国の言葉。日常生活で聞こえる何気ない音だが、もしも音の発信源が分からず、得体のしれない恐怖も伴う“怖音(ふおん)”だとしたら‥‥。
聴覚障がいを持つソ・ジュヨンは、妹のジュヒが突然失踪したと知らされる。2人は以前一緒に暮らしていたが、ジュヒは騒音が聞こえると言い始め、ジュヨンには補聴器を付けてもその騒音が聞こえず、食い違いから喧嘩になったきり会っていなかった。ジュヒが住んでいた団地の部屋に入ると、天井にはびっしりと防音シートが敷き詰められていた。直後に尋ねてきた隣人から「夜は静かにしてもらえますか、これ以上うるさくしたらその口を裂く」と脅される。しかしジュヒが失踪した後の部屋には誰も居ない。妹が見つかるまで団地の部屋に泊まる事にしたジュヨンは、補聴器を介して奇妙な音を聞き始める。やがて音だけでなく何かの存在も感じるように。これらは、妹の失踪に関係しているのか、それとも‥‥。
主人公ソ・ジュヨンを演じるのは、ドラマ「ジャガイモ研究所」のイ・ソンビン。行方不明の妹を探すうちに、不可解な騒音がもたらす恐怖と対峙するという難役を演じきった。同じく団地の騒音に悩まされている怪しい隣人は、Netflixシリーズ「未知のソウル」で注目を浴びる、リュ・ギョンス。
この度公開された韓国版予告映像は、「真下の部屋の者です」と語る男性が、玄関ドアに設置されたナンバーキーを包丁で突くという衝撃的なシーンから始まる。そして英題となっている「NOISE」(騒音)という文字が横に流れると、「静かにしなさい!」「もうやめて!」「誰だ!」といった、薄気味悪い声が響く。この叫び声は、この団地に住んでいる人たちの、おぞましい悲鳴だという。続いてカタカタという異音に併せて場面が転換すると、“キーン”というこの世のものとは思えない“怖音”が聴こえ、妹が暮らしていた部屋が恐ろしい怪奇に巻き込まれていることを示唆する。“みんなおかしくなる”と語られる、この団地に住んだ人たちにしか聴こえない怖音の正体とは‥‥。
一方、先立って公開された日本版予告映像は、ベートーベンの「運命・交響曲第5番」に乗せて、手で触れていないスマホの画面に“ヒヒヒ”という謎の文字が表示されたり、赤い血に染まった人の足元、テレビに映る出演者が歪みながら笑うといった、気味の悪いシーンの数々がサブリミナル的に切り取られていく。そしてラストには「この音、聞こえてますか？」という問いかけと共に、ある一定の周波数に設定された得体の知れないモスキート音が‥‥。一味違う、韓国版と日本版の予告映像、あなたがより恐怖を感じるのはどちらだろうか？
映画『層間騒音』は、2025年10月10日(金)より全国ロードショー。
聴覚障がいを持つソ・ジュヨンは、妹のジュヒが突然失踪したと知らされる。2人は以前一緒に暮らしていたが、ジュヒは騒音が聞こえると言い始め、ジュヨンには補聴器を付けてもその騒音が聞こえず、食い違いから喧嘩になったきり会っていなかった。ジュヒが住んでいた団地の部屋に入ると、天井にはびっしりと防音シートが敷き詰められていた。直後に尋ねてきた隣人から、「夜は静かにしてもらえますか、これ以上うるさくしたらその口を裂く」と脅される。しかしジュヒが失踪した後の部屋には誰も居ない。妹が見つかるまで団地の部屋に泊まる事にしたジュヨンは、補聴器を介して奇妙な音が聞こえ始める。やがて音だけでなく何かの存在も感じるように。これらは、妹の失踪に関係しているのか、それとも‥‥。
監督：キム・スジン
出演：イ・ソンビン、キム・ミンソク、ハン・スア、リュ・ギョンス、チョン・イクリョン他
配給：ツイン
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2025年10月10日(金) 新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
公式サイト soukansouon-movie
