作家・永井紗耶子原作の小説 「木挽町のあだ討ち」が映画化されることが発表され、映画『木挽町のあだ討ち』の2種類のティザービジュアルが公開された。


原作は、23年に第169回直木賞、そして第36回山本周五郎賞をダブル受賞した時代小説。江戸の芝居町で語り草となった大事件をめぐるその物語は、芝居小屋を舞台にした人情作品でありながら、その巧妙な展開構成が称賛され、数多くのミステリー賞にランクイン。2025年には歌舞伎の舞台化が決定したことも話題となり、大好評のうちに千秋楽を迎えた。
映画『木挽町のあだ討ち』で主演を務めるのは、柄本佑。24年に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」での演技も記憶に新しい柄本が演じるのは、仇討ちに隠された真実に迫る田舎侍・加瀬総一郎。共演には、渡辺謙。海外でも高く評価され、今年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の田沼意次役でも遺憾なく発揮された渡辺が、本作では、総一郎が訪れる芝居小屋「森田座」の中心人物であり、仇討ちを成し遂げたその裏で密かに謀略を巡らせていた黒幕の立作者・篠田金治をミステリアスに演じる。
監督・脚本は「グレースの履歴」「スローな武士にしてくれ〜京都撮影所ラプソディー〜」「忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段」(21年/NHK BS)など画期的な時代劇ドラマで高い評価を得ている源孝志が務める。