Aug 21, 2025 news

米津玄師による書き下ろし楽曲「1991」が主題歌に 最新予告映像公開 映画『秒速5センチメートル』

A A
SHARE

新海誠の劇場アニメーションを、新鋭・奥山由之監督が実写化する、映画『秒速5センチメートル』。この度、本作の主題歌が米津玄師による書き下ろし楽曲「1991」に決まったことが発表され、あわせて最新予告映像が公開された。

キャストは、主人公・遠野貴樹を、本作が初の単独主演映画となる松村北斗、ヒロイン・篠原明里を高畑充希が演じるほか、貴樹の幼少期を本作がデビュー作となる上田悠斗、明里の幼少期を「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞した白山乃愛、自然豊かな種子島で過ごした高校時代の貴樹を青木柚、貴樹に想いを寄せる高校の同級生・澄田花苗を森七菜、花苗の姉で、遠野貴樹が通う高校の教員を務める輿水美鳥を宮﨑あおいが演じる。さらに、社会人時代の貴樹の同僚・水野理紗役には木竜麻生、科学館の館長・小川龍一役に吉岡秀隆が扮する。

メガホンをとるのは、「ポカリスエット」のコマーシャル映像や、米津玄師「感電」「KICK BACK」星野源「創造」のミュージックビデオを監督し、映像監督・写真家として若くして国内外から高い評価を得ている奥山由之。

そんな本作の主題歌は、米津玄師が書き下ろした楽曲「1991」。主人公・貴樹と明里が出会った年でもある1991年に生まれ、10代の頃、新海誠の『秒速5センチメートル』と新海自身が書き下ろした同作品の小説に深い感銘を受けたという米津が、原作の世界観をリスペクトしながら、主人公に自らを重ね新たな名曲を生み出した。

【コメント】

▼ 米津玄師
映画を試写で初めて見させてもらった時、冒頭から終わりまで全てのカットに奥山さんの熱意と執念が滲むその出来栄えに「すごいものを見た」という興奮をおぼえました。子供のころ原作と出会い、数年まえMV監督としての奥山さんと出会い、やがて映画監督にもなった彼がこのような素晴らしい映画を撮り、そこにわたしの居場所があったのが嬉しくてなりません。映画の為に書き下ろした曲であるのはもちろんですが、先述の経緯による影響もあってか同時にわたしの半生を振り返るような曲にもなってしまい、映画のキーワードでもあるところの1991というタイトルにさせてもらいました。どうかよろしくお願いします。

▼奥山由之
互いに「1991」年に生まれ、同じ時代にものづくりを始めて、だからこそ(きっと)似た悩みをくぐり抜けながら、時に一緒に創作をしてきた米津さんと、ついに『秒速5センチメートル』を共に描けたことが嬉しくてなりません。
主人公である貴樹の半生に、映像や音楽を通して僕ら自身を重ねて描くことの意味が「1991」という曲の筆跡に詰まっているように感じて、初めて聴いたとき、その歌詞と音色に心が震えました。一歩一歩の歩みを大切に踏みしめるような旋律を、ぜひスクリーンで体感していただけましたら幸いです。

映画『秒速5センチメートル』は、2025年10月10日(金)より全国公開。

作品情報
映画『秒速5センチメートル』

18年という時を、異なる速さで歩んだ2人が、ひとつの記憶の場所へと向かっていく。交わらなかった運命の先に、2人を隔てる距離と時間に、今も静かに漂うあの時の言葉。――いつか、どこかで、あの人に届くことを願うように。大切な人との巡り合わせを描いた、淡く、静かな、約束の物語。

監督:奥山由之

原作:新海誠 劇場アニメーション「秒速5センチメートル」

出演:松村北斗、高畑充希、森七菜、青木柚、木竜麻生、上田悠斗、白山乃愛、宮﨑あおい、吉岡秀隆

配給:東宝

©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

2025年10月10日(金) 全国公開

公式サイト 5cm-movie