Jul 20, 2025 news

オリヴァー・ストーン監督がエネルギー戦争の裏側に迫るドキュメンタリー 映画『未来への警鐘 原発を問う』

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自身のベトナム戦争体験をもとに描いた『プラトーン』や『7月4日に生まれて』でアカデミー賞の監督賞を受賞したオリヴァー・ストーン監督が、アメリカの科学者ジョシュア・S・ゴールドスタインの著書「明るい未来」をもとに、原子力エネルギーを見直すドキュメンタリー、映画『未来への警鐘 原発を問う』。この度、本作の予告映像が公開された。

最も安く早く簡単な技術であるといわれるエネルギー、石炭は、世界中で1年に50万人の死者をだすほか、癌や肺気腫、心臓病などの影響も指摘されている。このままでは、2050年までに現在の2〜4倍のクリーン電力が必要とされるが、現実的に見て再生可能エネルギーではこのギャップは埋まらない。今、人類が選ぶべきエネルギーとは何か。

地球が気候変動とエネルギー貧困の課題に直面するいま、果たして「原発」は未来への鍵となるのか。

▼オリヴァー・ストーン監督 コメント
気候変動は、私たちにグローバルな共同体として、エネルギーを生み出す方法を新たに見直すことを強く迫っています。では、二酸化炭素やメタンといった温室効果ガス、そして多くの国々で使われている石炭を大幅に削減しながら、何十億もの人々を貧困から救うにはどうすればよいのでしょう?風力や太陽光発電のような“再生可能エネルギー”は確かにこの移行に貢献しますが、天気や地形によって制限されます。私たちは転換すべきです――それも、早急に。人類が貧困から繁栄へと向かい、科学の力でますます高まるエネルギー需要を克服していく軌跡は、私の考えでは、現代における最も素晴らしい物語です。

映画『未来への警鐘 原発を問う』は、2025年8月1日(金)より全国順次公開。

作品情報
映画『未来への警鐘 原発を問う』

2017年、トランプ大統領はアメリカをパリ気候協定から脱退させ、気候変動をでっち上げだとしたが、多くの人々は、再生可能エネルギーという形のクリーンエネルギーを選んだ。再エネへの世界の投資はおよそ3兆ドルに達し、太陽光は8割、風力は5割コストが下がった。だが、多大な努力と期待にもかかわらず、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、30年以内に炭素排出をほぼ100%カットしなければ、2050年までに生態系と経済に深刻な被害が及ぶと示した。アカデミー賞の監督賞を2度受賞した社会派監督のオリヴァー・ストーンは、自ら原子力発電所などに出向いて取材をし、エネルギー源を見直すことに。

監督・脚本:オリヴァー・ストーン

配給:NEGA

©2023 Brighter Future, LLC

2025年8月1日(金) 池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

公式サイト nuclearnow.negadesignworks