フランスで260万人動員の大ヒットを記録した感動作、映画『ファンファーレ!ふたつの音』。この度、本作の日本版予告映像が公開された。
本作は、第77回カンヌ国際映画祭正式出品、第50回セザール賞で作品賞・主演男優賞など主要7部門にノミネートされ、さらに第72回サン・セバスチャン映画祭にて観客賞を受賞するなど、各国の映画祭で多数の賞を受賞している。


この度公開された予告映像は、白血病のドナー探しの中で見つけた生き別れた弟ジミーに「君は弟なんだ」と切り出したティボと、戸惑うジミーの出会いの場面から始まり、ある日、吹奏楽団でトロンボーンを演奏するジミーが仲間に向かって「この“レ”が半音ズレてる」と指摘する姿をティボが目撃し「あいつには絶対音感がある」と弟の才能を応援しようと決意する様子がテンポよく展開。育ちも性格もまるで違うふたりがピアノの連弾で息を合わせ、名曲「ボレロ」のメロディにのせて絆が少しずつ深まっていく様子が映し出されている。


本作のエマニュエル・クールコル監督は、「私が大切にしているテーマである友愛、絆、 チャンス(機会)、社会決定論などを一つの物語に盛り込みました」と振り返る。カンヌ、セザール賞常連の実力派スタッフ・キャストが数々の名曲と共に贈る、感動の物語に期待したい。
映画『ファンファーレ!ふたつの音』は、2025年9月19日(金)より全国公開。

世界を飛び回るスター指揮者ティボは、ある日突然、白血病と診断される。ドナーを探す中で、自分が養子であること、そして生き別れた弟ジミーの存在を知ることに。かつては炭鉱で栄えたが今は寂れた町に暮らし、仲間との吹奏楽団が唯一の楽しみであるジミー。育った環境も性格も正反対の2人だが、ティボはジミーに類まれな音楽の才能を見出す。これまでの運命の不公平を正そうと、ティボはジミーを何がなんでも応援することを決意する。その決意は、2人の未来、楽団、そして町の人々の運命をも思いがけない方向へ動かしていく。
監督・脚本:エマニュエル・クールコル
出演:バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・ロタン、サラ・スコ
配給:松竹
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2025年9月19日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開