1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」が、東映株式会社本社の入る東映会館の再開発に伴い、2025年7月27日(日)に閉館の日を迎える。この度、65年という長い歴史のグランドフィナーレを彩る「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトにおいて、映画『バトル・ロワイアル』の上映にあわせて主演の藤原竜也と脚本の深作健太が登壇する舞台挨拶イベントが開催されることが発表された。


公開当時、その過激な作品内容に対し、少年犯罪の助長や青少年への悪影響が危惧され、国会議員による上映規制運動が展開されたり、国会で当時の文部大臣にこの映画に対する政府の見解が問われたりするなど、あらゆる面から注目を集めた本作は、国内ではもちろん海外においても高く評価され、21世紀以降の世界のポップカルチャーに文化的な影響を及ぼした。
この度、いわゆる「デスゲーム」ジャンルの草分け的な作品ともいえる本作の上映に際し、主演の藤原竜也と脚本の深作健太が登壇しての舞台挨拶イベントが実施されることが発表された。1999年の秋から始まった生徒役の大規模なオーディションを勝ち抜き主演の座を掴んだ藤原は、本作で第24回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞と新人俳優賞の2冠、第43回ブルーリボン賞新人賞を獲得し、高く評価された。藤原は、深作健太の父で本作監督の故・深作欣二からもその才能を認められ、本作と、『バトル・ロワイアルⅡ【鎮魂歌】』(監督:深作欣二・深作健太)にも出演。いまだからこそ語られる、撮影当時の振り返りや、巨匠への想いなど、貴重なトークに期待したい。
「さよなら 丸の内TOEI」は、2025年5月9日(金)から7月27日(日)まで開催。(舞台挨拶についての日時・チケット発売情報等の詳細は劇場HPをご確認ください)

往年の名作から最新作まで80タイトル以上を特集上映。そのほか、各種関連イベントが予定されている。
上映劇場:丸の内TOEI
提供:東映株式会社
©2000「バトル・ロワイアル」製作委員会
2025年5月9日(金)から7月27日(日) 開催