第97回アカデミー賞においてデンマーク代表作品として国際長編映画賞にノミネートされている、映画『ガール・ウィズ・ニードル』。この度、本作の特報映像とティザーポスタービジュアルが公開された。
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物語の舞台は第一次世界大戦後のコペンハーゲン。お針子として働くカロリーネは、工場のオーナーと恋に落ちるも、身分違いの関係は実らず、彼女は捨てられた挙句に失業してしまう。すでに妊娠していた彼女はもぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性ダウマと出会う。
北欧史上最も物議を醸した殺人事件を基に描く本作は、予想できないドラマと心理的恐怖を煽る音響や美術セットでカンヌ国際映画祭を騒然とさせ、各国の映画祭を席巻中。前述の第97回アカデミー賞でのノミネートのほかにも、ゴールデングローブ賞非英語作品賞ノミネート、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは外国語映画のトップ5に選出。ポーランド映画祭では最多の11冠受賞、また映像のアカデミー賞と呼ばれるカメリマージュ映画祭では最高賞のゴールデン・フロッグ賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている。
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監督・脚本を手掛けたのは北欧の若き鬼才マグヌス・フォン・ホーン。主演は、『ビッチ・ホリディ』で注目され、『ウィンター・ブラザーズ』『ゴッドランド/GODLAND』などフリーヌル・パルマソン監督のミューズとしても知られる実力派、ヴィク・カーメン・ソネ。助演は数々の映画賞に輝く名優トリーネ・デュアホルムが務める。撮影監督は、『EO イーオー』『リアル・ペイン~心の旅~』のミハウ・ディメク。
▼マグヌス・フォン・ホーン監督 コメント
『ガール・ウィズ・ニードル』は大人のためのおとぎ話です。私は、はるか昔に起こった物語を語る際にこの手法を選びましたが、現代の私たちにとって非常に身近な問題、つまり貧困に陥り苦難を強いられる人々をどう描くかというテーマが含まれています。そしてまた、本作はデンマーク史上最も物議を醸した殺人事件を取り巻く実際の出来事にインスピレーションを得た作品です。時を超えて語られる国民的トラウマは、今日でも社会の恐怖に目をつぶることが何を意味するのかを私たちに思い起こさせてくれるでしょう。
映画『ガール・ウィズ・ニードル』は、2025年5月16日(金)より全国公開。
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お針子として働くカロリーネは、工場のオーナーと恋に落ちるも、身分違いの関係は実らず、彼女は捨てられた挙句に失業してしまう。すでに妊娠していた彼女はもぐりの養子縁組斡旋所を経営する女性ダウマと出会う。
監督・脚本:マグヌス・フォン・ホーン
出演:ヴィク・カーメン・ソネ、トリーネ・デュアホルム、ベシーア・セシーリ
配給:トランスフォーマー
© NORDISK FILM PRODUCTION / LAVA FILMS / NORDISK FILM PRODUCTION SVERIGE 2024
2025年5月16日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷ホワイト シネクイントほか全国公開