1985年に爆風スランプがリリースした楽曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた映画『大きな玉ねぎの下で』が、来年2025年に公開される。この度、神尾楓珠、桜田ひよりが本作のW主演を務めることが発表され、あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。
1984年にデビューし、今年40周年を迎えた人気ロックバンド爆風スランプの楽曲「大きな玉ねぎの下で」。タイトルにもある「大きな玉ねぎ」とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠を指しており、文通相手と初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様を描いたバラードは、多くの人の心を震わせてきた。
そんな楽曲を元に作られた本作で描かれるのは、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋するラブストーリー。W主演を務めるのは、神尾楓珠と桜田ひより。神尾は、将来に希望の持てない大学4年生の堤丈流役を、桜田は、丈流とは対照的に自分の夢をまっすぐに追う看護学生の村越美優役をそれぞれ演じる。監督は『彼女が好きなものは』で監督・脚本を務め、『アイミタガイ』の公開も控える草野翔吾。
この度公開された特報映像では、冒頭から女性アーティストによってアカペラでカバーされた「大きな玉ねぎの下で」が響きわたる。なお、主題歌をカバーしたアーティストについては「SNSで話題のあの人」というヒントのみが明かされている。
また、本映画のストーリー原案者であり、ベストセラーとなった「100回泣くこと」ほか、「トリガール」などを生み出した中村航が、映画とは別のストーリーで描かれる小説「大きな玉ねぎの下で」を手掛けるほか、同小説のコミカライズも決定している。