Jan 04, 2019

ニュース

2019年の洋画は日本発カルチャー、名作の実写化&復活がブーム? 2018年総括~今年の洋画展望を解説!

今年はヒット確定作品が豊富! シリーズ新作、マーベル新作がラッシュ

 

では2019年は、どんな洋画が話題になるのだろうか。まず“ヒット”という視点から考えると、昨年のようなサプライズよりも、大ヒット確定的な作品が中心になると考えられる。

 

『キャプテン・マーベル』(2019年3月15日公開) ©Marvel Studios 2019

 

興行の中心となる夏休み映画では、多くのファンが待望視する『トイ・ストーリー4』が軸になりそうで、年末にかけては、『アナと雪の女王』の続編、『スター・ウォーズ』の新3部作完結編である「エピソード9」が待ち受ける。この“3強”に迫る大作も数多い。マーベル・シネマティック・ユニバースはまだ続くが、『アベンジャーズ』としての一応の最終章となる『アベンジャーズ/エンドゲーム』は世界的メガヒットが確実。真田広之も参戦するので日本での注目度もアップするはず。マーベル初の女性が主人公の『キャプテン・マーベル』に『X-MEN:ダーク・フェニックス』、『ザ・ニュー・ミュータンツ(原題)』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、さらにアニメの『スパイダーマン:スパイダーバース』と、今年はマーベル作品が例年以上のラッシュ状態。DCコミックスの『アクアマン』、『シャザム!【仮!】』もあるので、ヒーロームービーがどこまで相乗効果を発揮するのか? あるいは食い合ってしまうのか?

 

日本発カルチャー&人気アニメーションの実写化、名作復活がブームに

 

『アリータ:バトル・エンジェル』(2019年2月22日公開)© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

 

革新的映像という点では、宇宙飛行士の感覚を“体感”させる『ファースト・マン』も必見だが、ジェームズ・キャメロン製作&ロバート・ロドリゲス監督という黄金コンビの『アリータ:バトル・エンジェル』も注目だ。これは日本のコミック「銃夢」が原作。このように2019年は日本発のカルチャーを題材にした大作も多く、世界的人気のポケモンをハリウッドが実写化する『名探偵ピカチュウ』に、あの『GODZILLA ゴジラ』の続編『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』も期待大。2017年の『キングコング:髑髏島の巨神』のラストでも示唆されたように、キングギドラ、モスラ、ラドンも登場するとあって、異様にテンションが上がる!

 

『ダンボ』(2019年3月29日公開) ©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved

 

2019年、ひとつのブームになりそうなのが、ディズニーの人気アニメーションの実写化。ティム・バートン監督の『ダンボ』を皮切りに、ウィル・スミスが出演する『アラジン』、さらに『ライオン・キング』と3本も公開される。アニメではないが、『メリー・ポピンズ リターンズ』もディズニーのキャラクターの再映画化である。さらにここ数年、1970~80年代へのオマージュや、その時代の名作の復活がブームだが、今年はホラーのジャンルでその傾向が強く、『サスペリア』のリメイクに始まり、1978年の1作目の正当な続編となる『ハロウィン』、そして2020年には『シャイニング』の続編『ドクター・スリープ(原題)』も待機している。ホラー以外でも『パピヨン』のリメイクや、『ターミネーター』の最新作など、70~80年代が原点の作品が目につく。2018年の『ボヘミアン・ラプソディ』のように、このあたりはシニア層の観客を集める可能性もあり、あなどれない存在だ。

 

オスカーに絡む傑作、映画ファンが注目すべき作品は?

 

『グリーンブック』(2019年3月1日公開) © 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

 

毎年の恒例のように、年明け早々から4月くらいまで目白押しなのは、アカデミー賞に絡む傑作。今年は、アカデミー賞に直結するトロント国際映画祭観客賞の『グリーンブック』や、昨年も『シェイプ・オブ・ウォーター』と『スリー・ビルボード』を送り出したFOXサーチライトの『女王陛下のお気に入り』に、『バイス』、『ブラック・クランズマン』、『ビール・ストリートの恋人たち』、『永遠の門 ゴッホの見た未来』といった作品が並ぶ。公開が中規模、またはミニシアター系で注目したいのは、斬新な設定のサスペンス『THE GUILTY/ギルティ』、ロバート・レッドフォードの最後の主演作になるかもしれない『ジ・オールド・マン・アンド・ザ・ガン(原題)』あたりが映画ファンにアピールしそうだ。クエンティン・タランティーノの新作でブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオの豪華共演の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題)』は、サプライズヒットが出やすい秋の公開。

特大ヒットを狙える作品が相次ぐうえに、ここに紹介した以外の大穴作品も加われば、例年にない爆発的な興行に期待できる2019年である。

 

文/斉藤博昭

 

作品紹介

 

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

2019年5月31日公開
配給:東宝
© 2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

 

『ボヘミアン・ラプソディ』

公開中
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox

 

 

『プーと大人になった僕』

MovieNEX Blu-ray+DVD:4200円(税抜)
発売中
発売・販売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2018 Disney

 

 

『レディ・プレイヤー1』

ブルーレイ&DVDセット:4990円(税抜) ※初回仕様
発売中
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
© 2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and RatPac-Dune Entertainment LLC. All rights reserved.

 

 

『君の名前で僕を呼んで』

Blu-ray コレクターズ・エディション:6800円(税抜)※初回生産限定
Blu-ray:4800円(税抜) DVD:3900円(税抜)
発売中
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ
販売元:ハピネット
©Frenesy , La Cinefacture

 

 

『キャプテン・マーベル』

2019年3月15日公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©Marvel Studios 2019

 

 

『アリータ:バトル・エンジェル』

2019年2月22日公開
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

 

 

『ダンボ』

2019年3月29日公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved

 

 

『グリーンブック』

2019年3月1日公開
配給:ギャガ
© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

 

 

SHARE
このエントリーをはてなブックマークに追加