Apr 05, 2018

ニュース

天海祐希が宝塚退団以来の男役に挑む!NODA MAP『贋作 桜の森の満開の下』制作会見に豪華キャストが集結

妻夫木聡、深津絵里、天海祐希、古田新太、秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、村岡希美、門脇麦、池田成志、銀粉蝶、野田秀樹と豪華な面子が集結する、NODA MAP第22回公演『贋作 桜の森の満開の下』(野田秀樹作、演出)の制作会見が4月5日(木)に行われた。

野田秀樹が、その生まれ変わりとまで思い入れる文豪・坂口安吾。2006年に第一回安吾賞まで受賞している野田が、安吾の小説『桜の森の満開の下』と『夜長姫と耳男』を下敷きに、さらにそのほかの安吾の作品もモチーフとして散りばめて書きあげたこの作品、1989年(平成元年)に劇団・夢の遊眠社で『贋作 桜の森の満開の下』として初演、92年、2001年に再演されたのち、2017年には『野田版 桜の森の満開の下』として歌舞伎にもなった。

野田は「昭和が終り、平成が始まった平成元年に、この作品は初演された。そして奇しくも、平成が終わろうとする平成30年に、また上演される。」と今回の公演に関する挨拶文に書いている。

今回は、東京、大阪、福岡公演のほかに、日仏連携による大規模な総合型文化芸術イベント『ジャポニスム2018』の公式プログラムとして、パリ国立シャイヨー劇場でも上演されることになっている期待の公演だ。

ヒダの国の夜長姫(深津絵里)と早寝姫(門脇麦)のために仏像を彫ることを命じられた耳男(妻夫木聡)とマナコ(古田新太)、オオアマ(天海祐希)の物語で、野田は「考える限りの最高のキャスト」と言い、彼らのほかにオーディションで選んだアンサンブルたちを生かした演出が新機軸となると抱負を語った。

妻夫木と深津はもはや野田作品の常連で、絶対的な安心感があるうえ、なんといっても天海祐希が宝塚退団以来17年ぶりに男役に挑むことが会見では話題となった。
当人は躊躇なく今回のオファーを引き受けたと言い「男役でも女役でも野田さんの作品であればやりたい」「(男役を演じるのは)ちょっと鈍っているかもしれませんががんばります」と謙虚に意欲を見せた。
野田は「瞬間的に王子様とわかる俳優…と考えたとき、天海祐希さんだ!と思った」と言う。
オオアマに恋する役・門脇は「恋する気持ちは準備完了」と笑わせた。

また、妻夫木に関して野田は「妻夫木君て、わたしのイメージでは、弱っちい人の役が似合うんですよ(笑)。いじめられる対象になりやすく、まじめに生きようとすればするほど抑圧されていくようなところがいいなあ」と、今回のキャスティングになったと明かした。
妻夫木演じる耳男がどんなふうに追い込まれていくか楽しみだ。

公演は9月1日から12日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、9月28日から10月3日までフランス・パリの国立シャイヨー劇場、13日から21日まで大阪・新歌舞伎座、25日から29日まで福岡・北九州芸術劇場 大ホール、11月3日から25日まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて行われる。

国内公演のチケット発売は7月28日。

 

文・木俣冬

 

文筆家。主な著書に「ケイゾク、SPEC、カイドク」(ヴィレッジブックス)、「SPEC全記録集」(KADOKAWA)、「挑戦者たち トップアクターズ・ルポルタージュ」(キネマ旬報社) 、共著「おら、あまちゃんが大好きだ! 1、2」(扶桑社)、「蜷川幸雄の稽古場から」、構成した書籍に「庵野秀明のフタリシバイ」、ノベライズ「マルモのおきて」「リッチマン、プアウーマン」「デート〜恋とはどんなものかしら〜」「恋仲」「IQ246~華麗なる事件簿」など。
エキレビ!で毎日朝ドラレビュー連載。 ほか、ヤフーニュース個人https://news.yahoo.co.jp/byline/kimatafuyu/ でも執筆。
初めて手がけた新書『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中!
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062884273

otoCotoでの執筆記事の一覧はこちら:https://otocoto.jp/ichiran/fuyu-kimata/

この記事が気に入ったらクリック

SNSでシェア

このエントリーをはてなブックマークに追加