Apr 20, 2017

ニュース30

でんぱ組.inc 夢眠ねむ 大成功したアリーナツアーを振り返る「みんながオレンジのサイリウムを折るっていうことが、最初の幕張で始まって、最後の武道館ではすごい数になったんです」

6人それぞれが力をつけて集まって、
また何か面白いことできたらいいなって思ってます

今年1月、ベストアルバム『WWDBEST ~電波良好!~』を引っ提げた、アリーナツアーを大成功に収めたでんぱ組.inc。そのライブBlu-ray&DVD「幕神アリーナツアー2017 電波良好Wi-Fi完備!」を、4月26日(水)にリリースする。現メンバーで5周年を迎えた節目のステージでもあったこのツアーを振り返り、改めて感じたメンバーとの絆、ファンとの絆について、夢眠ねむに語ってもらった。

 

――今年1月に開催されたアリーナツアー「幕神アリーナツアー2017 電波良好Wi-Fi完備!」を改めて振り返って、どんなツアーだったと思いますか?

ベストアルバムを出した直後のタイミングだったので、今までやってきた中のとにかくベストなライブにしようとメンバーで話し合ってセットリストを考えたんですよ。結構広いところでライブをするようになって、ちょっとみんなが寂しがってる雰囲気を感じ取っていて、どの席にいても神席というか、みんなにちゃんと会いに行けるようにトロッコに乗ってみたりとか、至近距離で気持ちの面でも一緒になれた、すごくでんぱ組.incらしいライブだったと思います。あと、バンドさんにアレンジしてもらったり、超贅沢な弦楽器も管楽器も入ってて、本物のステージをやれているなっていう、自信があるものをお届けできたライブかなと思います。

――セットリストは「WWD」のシリーズを軸に置いていて、その構成がすごく素敵だなあと思いながら拝見してました。

うれしいですね。あれもすごいみんなで話し合って、ここは無印の「WWD」でいこうとか、すごく考えたんですよ。伝わっててうれしいです。

――トロッコはやっぱり興奮しましたね。近くに来てくれる感じが。

すごい楽しかったですよ。後ろの席の方とかが嘆いてたのも聞いてたんですよ。だから、ほら、どこでも楽しめるって言ったでしょ?って、ニコニコしながらやってた感じです(笑)。とにかくてんこ盛りでしたけどね。客入れ曲の時のBGMも合わせると、一応ベストに入ってる曲は全部網羅できてるっていう内容でした。

――特に印象的だったシーンはありますか?

「WWD BEST」っていう曲が新しくベスト盤に入った曲なんですけど、今までやってきたことが全部その一曲に入った感じで、それを歌う時は毎回緊張しましたし、毎回涙が出そうになったり、震えたり(笑)。今のメンバーになってからの5年間がばーっと巡ってきて、一番印象に残ってます。大事に練習したし、かなり最後の最後のギリギリまでメンバーと合わせた曲だったりしますし。あと、でんぱ組の曲ってライブをやっていく中でファンの方がコールだったり、サイリウムの色を変えてくれたり、ライブを重ねるごとに曲が進化して、完成していくことが多いんですけど、最近なかなか新しくリリースした曲をライブでやることがなかったんですね。でも今回、「奇麗だなORANGE RIUM」という歌詞のところで、みんながオレンジのサイリウムを折るっていうことが、最初の幕張で始まって、最後の武道館ではすごい数になったんです。最初はみんないいのかな?やった方がいいんじゃない?って会議段階だったのが、どんどん広がっていったっていう。昔、秋葉原のディアステージで新曲お披露目した時に、どんどんオタ芸ができていく様子を見てた時のワクワク感みたいなのが、この規模でもできるんだっていうことは、でんぱ組.incとして一番誇れる部分というか。ファンの人と近い証拠だなあと思う。あの武道館の最終地点で、それが見えたのですごいよかったです。あとはやっぱり武道館で見る「ORANGE RIUM」は、本当にきれいでした。

――5年経って、他のメンバーに対して成長したなあと思うことはありますか?

もともと4人でスタートした時なんて、(古川)未鈴ちゃんは私の顔をあんまり知らなかったぐらい人に興味なくて。5人になった後半あたりに、「ねむさんって、こういう人なんだ」みたいな。それぐらいの感じだったんですよ。そんな未鈴ちゃんが、「遊びに行ったから」ってお土産くれるようになったり。笑っちゃうんですけど、みんな人の心を手に入れた感じ(笑)。ピンキー(藤咲彩音)はリアルに子供だったのが本当の大人になって。「子供じゃないもん」って前は子供だから言えてたんですけど、「子供じゃないよね~」って言えるくらいにまで大人になったし、考えもしっかりしたし。みんなすごい成長したと思います。私も人の話をまったく聞けなかったんですよ。今は人の話を聞けるようになりました(笑)。

――ベストのタイミングで別媒体で成瀬(瑛美)さんを取材した時にも、「最近になってみんなのことが気になるようになった」っておっしゃってました(笑)。

遅いんですよ、みんな(笑)。みんなとにかく、誰がどうっていうよりは全員自分が興味あることにしか興味がない。そこがよさでもあるんですけどね。だからちょっとまともになってきましたね。逆に心配(笑)。えいたそとも、メイド時代から一緒なんですけど、電話番号知らなかったですからね。最近はようやく家の写真とかを見せてくれるようになりました。

――メンバーとの関係性って面白いですね。

(相沢)梨紗ちゃんとは昔一緒に住んでたから、メンバーの中ではよく知ってる方なんですけど、最近はOLの親友みたいなつるみ方してますよ。休みの日に一緒にホットヨガ行ってお茶する、みたいな(笑)。

――そんなメンバーと6年目に突入したわけですが、これからのでんぱ組.incの展望を聞かせてください。

私はこうやってお仕事させていただいたりとか、(最上)もがちゃんは女優さんに挑戦してたり、梨紗ちゃんは衣装デザインに挑戦してたり、今はちょうどそれぞれが力をつけているところで。アイドルとしていろいろと活躍させていただいて、すごく運がよかったし、ファンの方達がとても理解があって、アイドル活動じゃないこともすごく応援してくれるので、それぞれが今それぞれの夢を叶えているっていう感じなんです。そうやって6人それぞれが力をつけて集まって、また何か面白いことできたらいいなって思ってます。結構この5年間が怒濤の5年間だったので、最近メンバーに会うと、夏休み明け気分でめっちゃしゃべるんですよ。一人で活動するということは、こうやってコメントしていても助け舟を出してくれる人がいないってことで、5人がついていてくれたっていうことは、すごくありがたいことだったんだなあってことを感じながら、自分も5人のために何かできるようにならなきゃなと思っています。またでんぱ組.incになった時に強度が落ちないで上がってるように、頑張りたいと思います。

 

インタビュー・文 / 大窪 由香