Dec 29, 2018

ニュース

エンタメ界を賑わせた“俳優”で2018年を振り返る!“監督”で観たい2019年邦画も解説

『美人が婚活してみたら』(中村倫也/2019年3月23日公開)

 

田中圭に並んで2018年のブレイク俳優に挙げられる中村倫也。キャリアも長く、出演作も多い彼は、以前は知る人ぞ知る演技派だったけれど、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』でどこか憎めない人たらしな正人をチャーミングに好演したことで知名度が急上昇した。2018年もドラマ『崖っぷちホテル!』や『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』、映画『伊藤くん A to E』『孤狼の血』など出演作品が途切れなかった彼は、2019年1月クールのドラマ『初めて恋をした日に読む話』にも出演。深田恭子扮するヒロインの元同級生にして元ヤンの高校教師という役どころでワイルドな彼が見られそう。映画では『美人が婚活してみたら』に出演するのだが、ファッションセンス壊滅のオクテ商社マン・園木に扮する彼が超絶かわいいという評判がすでに大渋滞中。普段のイケボ&イケメンを隠してどれだけダサキュートに振っ切れてくれているのか期待したい。さらにもう1本、2017年に刊行されるやいなや評判となり、鮎川哲也賞を受賞した本格ミステリー『屍人荘の殺人』の実写映画にも出演。こちらは神木隆之介、浜辺美波と共演している。

 

『ちはやふる ―結び―』(賀来賢人/Blu-ray&DVD 発売中) © 2018 映画「ちはやふる」製作委員会 © 末次由紀/講談社

 

若手俳優の多くが参加したいと願うコメディ界のスター監督・福田雄一。ムロツヨシ、佐藤二朗、山田孝之などの“福田組”常連俳優のひとりが賀来賢人だ。彼にとって初めての舞台『スマートモテリーマン講座』をはじめ、『モンティ・パイソンのスパマロット』『ヤングフランケンシュタイン』と福田監督の演出舞台に高確率で出演。この冬にはロスになる人が続出したヤンキードラマ『今日から俺は!!』でもタッグを組んで、個性的な面々と渡り合う安定のコメディ演技(+高い歌唱力)を披露。変顔、変ダンス、体当たり、アドリブなど笑いの数々を繰り出す福田組の現場で鍛えられているだけあって、よく見ると共演者がカメラに映らないように笑っている場面も多く見られた。とは言え、もちろんコメディ以外も抜群にうまいわけで、映画『ちはやふる ―結び―』では目の病気を患う“感じの悪い”名人・周防を演じ、短い出演シーンながら印象を残した。飄々としつつ圧がある周防は、千早や太一、新ら高校生では到底かなわない迫力をまとっていて、改めて賀来賢人の巧みさを実感!

 

『50回目のファーストキス』(ムロツヨシ:右/Blu-ray&DVD 発売中) ©2018「50回目のファーストキス」製作委員会

 

福田雄一監督の作品に必ず出演している常連組ムロツヨシは、2018年も福田監督作の『銀魂2 掟は破るためにこそある』『50回目のファーストキス』に出演。後者では山田孝之演じる主人公・大輔のちょっと怪しげな親友・ウーラ山崎に扮し、物語に軽妙な笑いを提供しつつ、瑠衣(長澤まさみ)のことで悩む大輔がウーラ山崎に心情を吐露する後半のシーンでは切なさも感じさせた。そしてドラマでももちろん福田監督の『今日から俺は!!』に教師役で出演していたが、より注目されたのは『今日俺』と同時期に放映されていた、若年性アルツハイマーのヒロイン・尚(戸田恵梨香)と愛し合う作家・真司を演じた『大恋愛~僕を忘れる君と』。普段、自らを「喜劇役者」と言うムロにとって、どシリアスの恋愛ものの主演を担うのは初めてでこれまでのコミカルなイメージを覆し、視聴者の大号泣を誘った。2018年初めにエランドール新人賞を史上最年長で受賞した彼は「賞をもらったのは初めてです」と喜んでいたけれど、『今日俺』と『大恋愛』での大きすぎる振れ幅を見れば、今後も賞と無縁ではないはず!

 

『恋は雨上がりのように』(大泉洋/Blu-ray・DVD 発売中) © 2018 映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 ©2014 眉月じゅん/小学館

 

ちょっとトボけた独特の雰囲気で人気の大泉洋。アルバイトの女子高生・あきら(小松菜奈)に恋されてしまう冴えないファミレス店長・近藤を演じた映画『恋は雨上がりのように』も、彼だったからこそ成立したと思わされる妙演。あきらに迫られてタジタジとしつつも大人としての節度を忘れずあくまで“あしらう”風だったり、突き放すわけではなく優しく“諭す”風だったり、学生時代の友人と会った時の人間臭さだったり……。大泉洋の存在そのものがまるっと本作の空気感にぴったりマッチしていた。2018年は『焼肉ドラゴン』や『パパはわるものチャンピオン』と映画が主だった彼は、2019年も同様、映画が多くなりそう。『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』では難病の筋ジストロフィーを患う男性を、『そらのレストラン』ではチーズ作りに奮闘する酪農家をそれぞれ演じる。両作とも舞台は大泉自身の出身地・北海道。製作陣も北海道が舞台の作品には大泉を起用したくなるのかも!?

SHARE
このエントリーをはてなブックマークに追加