Oct 02, 2017

インタビュー

稲垣、草なぎ、香取の3人が始める「新しい地図」を考察する

ジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎と草なぎ剛と香取慎吾の3人が、公式ファンサイト「新しい地図」をオープンしたほか、11月2日からの3日間、インターネットテレビ局・Abema TVで72時間生放送番組に出演することを発表するなど、インターネットでの露出展開が一気にスタートして、大きな注目を集めている。
これは一体、どういうことなのか。

奇しくも“SMAPの地図”という意味を持つタイトル『Map of Smap』というSMAPコラムを3年半に渡って執筆していたライターの相田冬二と、雑誌『Invitation』元編集長の小林淳一が、SMAPの解散そして、稲垣・草なぎ・香取3人の急展開を解説するにあたって、真っ先に挙げたのが、2014年にSMAPが総合司会をつとめた『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系 ※①)だった。

その2014年の「27時間テレビ」にはいったい何が映っていたのか、SMAP解散の予兆と現在に続く源流とは何だったのか――? 前回の記事「稲垣・草なぎ ・香取のジャニーズ退所と「27時間テレビ」をつなぐ意外な事実とは?!から引き続き、『SMAPとは何だったのか』の著者・相田冬二と小林淳一が紐解いていきます。

※①:2014年7月26日-27日に放送された『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』(フジテレビ系)。「SMAP生前葬」という衝撃的なコーナーにはじまり、フジテレビ人気番組とのコラボ、ラストでは45分間で27曲をノンストップで歌うコンサートも施行。平均視聴率は前年の9.8%から13.1%へとアップ、瞬間最高視聴率は23.8%。

 

相田冬二(SMAPオフィシャルコラム『Map of Smap』ライター)× 小林淳一(Webサイト「A PEOPLE」編集長)

 

「新しい地図」のコピーは
ファンなら「あっ」と思うはず

相田冬二(以下、相田) 9月22日、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は共同で公式ファンサイト「新しい地図」を立ち上げた。翌日、16年続いた香取の『Sma STATION!!』は最終回を迎え、さらに24日にはAbema TVへの参戦が発表された。まさに怒涛の3日間、この対談が配信される頃にはさらに状況は違ったものになっている可能性もあるくらいスピーディな展開だけれど。

小林淳一(以下、小林) すこし間をおいてから動きがあるかと思ったら、一気でしたね。印象をひと言で言うと、「新しい地図」というタイトリングやサイトと動画のテイストを含め「さわやか」ということ。”振り向かないで、前へ”という感じを受けました。ある種、これまでの騒動に対する決別の宣言でもあるような。

相田 青空の画像の印象のせいか、これまでの解散騒動からは「イチ抜けた」感がある。あと「新しい地図」というのは、グループ名というより、キャッチコピーに近いよね。もっと言えば、ある思想につけられた「名前」という気がする。ただ、スローガンとかイズムみたいな押し付けがましさはなくって、そのあたりはとても彼ららしいと思う。手書きの方位記号は自由に解釈できると思うけど、たとえば「S」(南)という方角は4つあるものの中の、あくまでもひとつにすぎない、という気がして。つまり、「SMAP」はこの方位記号の中にあらかじめ含まれている。「SMAP」もあるし「NMAP」もあるし「EMAP」もあるし「WMAP」だってあるぜ、っていうことなんじゃないかな。だから「NEW SMAP」というアナグラムというよりは、「SMAP」も含めた全方位型の思想がここには示されているような気がして。これはとても自由な発想だなと。

小林 相田さんの連載が「Map of Smap」で、その連載が終わって、3人のサイトが「新しい地図」というのも、つながっていて、できすぎだと思いましたけどね(笑)。動画の中にあるコピー「武器は、アイデアと愛嬌。」というのもファンなら、「あっ」と思いますよね。

相田 そう言えば、あのコラムのタイトルは「毎週、新しい地図を描こう」と思ってつけたものだから、つながっていると言えば、つながっている(笑)。それにしても「新しい地図」の動画は非常にコンセプチュアルで、メッセージ性が高い。となると、やっぱり2014年の『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』を思い出すよね。中島哲也監督によるあの番組CF(コマーシャルフィルム)を。しかも11月に放送予定のAbema TVは3日間ぶっ通しで、『72時間ホンネテレビ』という番組をやるわけでしょ。どうしたって、2014年の『27時間テレビ』を振り返りたくなる。あの番組は、さまざまな意で、現在につながる「壮大な終わり」を示していたんじゃないかな。

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