Feb 24, 2020 interview

『架空OL日記』は"狂気"の作品?バカリズム×夏帆が撮影裏側、お互いの印象を語り尽くす!

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お笑い界の奇才バカリズムが、約10年前まで、OLになりきって淡々とした生活を綴っていた“狂気”のブログが2017年のドラマ化に続き映画化された。主人公の“私”を演じるバカリズム(兼脚本)はもちろん、同僚役のキャストも全員続投し、またあのゆるく平和な日常がスクリーンの中で描かれる。バカリズムと、“私”の親友・マキちゃんを演じた夏帆との対談からは、息の合ったチームプレーだったからこそ作り上げられた唯一無二の世界観だったことがわかる。

空き時間もあまり変わらない5人の雰囲気

――今回、映画化されると聞いてどんなことを思われましたか?

バカリズム 僕は映画にしろドラマにしろ、続きをやれることがまず嬉しかったですね。別に世に出る作品にならなくてもいいから、またみんなであの空気感を味わえるっていうのがもう単純に楽しみでした。

夏帆 ドラマの撮影の時から「続編ができたらいいね」とか「映画になったら」みたいな話をしてたのもあったから、私もすごく嬉しかったです。それがまさか本当に映画化とはって思いましたけど(笑)。

――同僚の5人の雰囲気がすごく自然でいいですよね。普段から5人で集まるとそんな感じになるんでしょうか?

バカリズム どんどんあんな感じになっていきましたね。空き時間もずっとみんなで一緒にお弁当を食べたりしゃべったりしてるから、だんだん(役と現実の)境目がなくなってきて。

夏帆 カメラが回ってる時と回ってない時で、みんなあんまり変わらないですもんね。

バカリズム そうそう。僕が唯一、「俺」って言うか言わないかだけの違いというか。衣装のままセットのすぐ近くで一緒にご飯食べてるから、なんかずっと不思議な感覚でした。

――なんでここまで女性のことがわかるんだろうとびっくりしました。リップを何回も買ってしまうとかすごくわかります。

バカリズム リップ、僕がもともとそうなんですよ。だからたぶん女性のあるあるって女性だけじゃなく男性も同じだったりするんですよね。イヤホン忘れるとかエアコンつけっぱなしにするとかも、たぶん男でも女でもあることだと思うんです。もちろん20代の銀行員の方に話を聞いて、OLさんの間で何が流行っているのか聞いていく中で生まれた描写もありますけど、研究をしたわけではないですね。

――帰り道に寄るアトレとかマルイもリアルですよね。

バカリズム 学生時代、僕はわりと女の子のグループと仲良くしてたから、学校帰りにいったんヨーカドーに寄るみたいな流れがあったんですよね(笑)。

――夏帆さんはあるあるの部分で共感したことは?

夏帆 たしかにイヤホンとかリップとか、こういうことよくあるよねってことが全編にわたってありましたね。あまりにも自然で自分でもあまり気にも留めてなかったですけど。

バカリズム でも夏帆さんはちょっと特殊な人だから。

夏帆 いやいやいやいや(笑)。

バカリズム あんまり普通の20代の女性に当てはまらないんですよね。

夏帆 かもしれないです。10代からこの仕事してるし、会社員ではないし、ストッキングも履かないし。

バカリズム むしろ男性に近いところもあったりするんですよ。

夏帆 あああ~(笑)、男性に共感することもよくありますね。

バカリズム だから夏帆さんに聞いても意外とあるあるはないかもしれない(笑)。

――バカリズムさんが女子の中でも全然違和感がなくて(笑)。

バカリズム 僕自身は別に女子と思ってはないですよ(笑)。女性の格好をしている自分が視界には入ってないから、僕はただ女性の人たちとご飯を食べてるっていう感覚なんです。まあ夏帆さんたちには明らかに異質なものが視界に入ってたとは思いますけど。

――夏帆さん、異質に感じました?

夏帆 どうだったかな…。ドラマ版の最初の時は「スカート履いてる~」みたいなことはちょっとはあったかもしれないですけど、映画版になると、私たちにとってもそれが普通なんですよね。だからといって女性として接してるわけでもなくて、あの空気のまんまというか。

バカリズム そうですね。で、帰りに僕が自分の男の服を着た時に「ウワッ」ってなってドン引きする感じ(笑)。みんな急によそよそしくなるから。

夏帆 急に知らない人が来た、みたいな(笑)。

バカリズム はっきり空気が変わって、急に知らない人が来たみたいな感じを出されるんです(笑)。だからあの格好をやめた時に初めて気付く――薬をずっと当たり前に飲んでたんだけど、やめた時に初めてその薬が必要だったことに気付くみたいな感覚ですね。

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