「また、同じ夢を見ていた」は、読み終わった時に
“幸せとはなんだろう”ってすごく考えました

──永島さんはよく本を読まれるんですか?

永島結構読むようになりました。乃木坂46を卒業するちょっと前ぐらいからですかね。自分に語彙力がないとずっと思っていて、その時に「本をたくさん読めばいいよ」ってアドバイスをもらったんです。それから、小説を読むようになりました。それまではマンガの方が読むことが多くて。地元が愛知なんですけど、実家に住んでいた時は、お父さんとよくマンガ喫茶に行ったりしてました(笑)。愛知県ってモーニングが豪華なんですよ。だからモーニング食べてマンガを読んで、みたいな。今でも実家に帰ると「モーニング行く?」って(笑)。お父さんのモーニングはイコール、マンガ喫茶のことなので。

──モーニング食べてマンガ喫茶。なんて素敵な朝の過ごし方でしょう(笑)。

永島そうなんですよ(笑)。うちにはお兄ちゃんが二人いるので、毎週「少年ジャンプ」があって。それをパラパラと読むのが日課になっていたので、家ではやっぱりマンガが多かったですね。そのうち私も「チャオ」とか「なかよし」とかを買うようになって。マンガですけど、本自体に触れ合う機会は多かったです。

──特に好きだったマンガはありますか?

永島「NARUTO-ナルト-」の最初の方の巻が好きで。特にナルトが学校に通ったりしてる時期がすごく好きで。家に単行本もあったので、よく読んでましたね。

──小説は何を基準に選んでいますか?

永島本屋さんに行って、まず帯を見るんです。それを読んで、買うか買わないかを決めることが多いかもしれないです。私、結構本屋さんが好きで。あの空間が好きなんだと思います。行くたびに面白そうな本がいっぱい出ているから、ついつい買ってしまって、まだ読んでない本がうちの本棚にいっぱいあります(笑)。もうちょっと落ち着いたら、また本を読もうと思って。

──帯にもいろんな言葉がありますよね。こういう言葉には弱い、っていうものはありますか?

永島“最後に絶対泣ける”とか。泣ける系に弱いです。私、そんなに泣かないから、物語とかで感情移入して泣きたいなと思っていて。あと、“衝撃のラスト20ページ”とか“ラスト1行であなたは涙する”とか(笑)。そういう衝撃とか涙、っていう言葉に弱いですね。その時の心情とか気分もあるんですけど、結構直感で決めることも多いんです。帯を読んで、あ、これ面白そう、とか。

──その直感は当たってますか?

永島結構当たってますよ(笑)。

──実際に読みながら泣いたりしますか?

永島泣きます。今回紹介した3冊も、どれも泣いてるかもしれない(笑)。でも、全部違う涙かもしれないですね。

──今回ご紹介していただいた3冊は、どれも謎の人物に出会うことで展開していくものばかりですね。

永島確かに。そういうちょっと謎な人物と出会う系のものが多いかもしれないです。この取材のために昨日もう一回読み返してみたんですけど、謎の人物がいっぱい出てくるなと思って(笑)。こういうお話が私は好きなんだなと、改めて思いました。

──では一冊ずつ出会ったきっかけなどを伺いたいのですが。まずは「また、同じ夢を見ていた」から。

永島この本を読む前に、同じ作者さんの「君の膵臓を食べたい」を読んで号泣しまして。本を読む時に結構スラスラと読める本と、時間がかかる本ってあるじゃないですか。この住野よるさんの本はページも多いのに、結構スラスラと読めて。その時にこれはいいなと思いまして。それでまた本屋さんに行った時に、この「また、同じ夢を見ていた」が出ていることを知って、買って読みました。

──読んでみて、どんな感想をもちましたか?

永島読み終わった時に“幸せとはなんだろう”ってすごく考えました。いろんな人がこの主人公の女の子にアドバイスしてくれるじゃないですか。もし自分が小学生の時に、こういう家族でもない不思議な人たちにいろいろとアドバイスを受けたとしたら、はたしてちゃんと受け入れるものなのかな?とか。そういうことを考えましたね。自分の人生はいいも悪いも自分で決める。自分の行動一つでチャンスができたり、運を切り開いていったりするようなものだと思うんです。そんなふうに、自分の今の幸せってなんなんだろうなって考えました。

──ちなみに永島さんの今の幸せとは?

永島媚を売ってるわけではなく、今、本当にお仕事が楽しいなって思えるので、やっぱり仕事している時がすごく幸せです。だから、もっといろんなお仕事をどんどんできたらいいなと思いますし。あとはなんだろうな。食べることと寝ることも幸せですし(笑)。最近は、辛いなあとか、きついなあって思うことはあまりないかもしれないです。自分でグループを卒業してソロになって、自分がやりたかったことをやらせてもらったりしているので。辛いなって思う時より、楽しいなって思うことの方が多い気がします。

永島聖羅さんが好きな本を
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また、同じ夢を見ていた

住野よる(著)

双葉社

デビュー作にして25万部を超えるベストセラーとなった「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」の著者が贈る、待望の最新作。友達のいない少女、リストカットを繰り返す女子高生、アバズレと罵られる女、一人静かに余生を送る老婆。彼女たちの“幸せ”は、どこにあるのか。「やり直したい」ことがある、“今”がうまくいかない全ての人たちに送る物語。

ちょっと今から仕事やめてくる

北川恵海(著)

メディアワークス文庫

ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。 同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。 なぜ赤の他人をここまで気にかけてくれるのか? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で鬱になり自殺した男のニュースだった――。第21回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞作。 スカっとできて最後は泣ける“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー”

※「君がいる時はいつも雨」は電子書籍の配信はありません。

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