スポーツマンガに興味がなかったんですけど、
「ハイキュー!!」にはまっていきました

──オススメの三冊の中から、まずは「ハイキュー!!」を手に取られたきっかけを教えてください。

神沢「ハイキュー!!」は「週刊少年ジャンプ」のマンガの中でも一番好きなんです。きっかけは「ハイキュー!!」のアニメを見て好きになって、マンガを全巻集めました。それに、最近は「ジャンプ」のお仕事(読者投稿ページ「スクールオブジャンプ」にスクジャン女子のメンバーとして活動)もさせていただいていて、読む機会が多いので今回選ばせていただきました。

──「ハイキュー!!」はバレーボールのマンガですが、神沢さんご自身もバレーボールやスポーツがお好きなんですか?

神沢私自身は全然スポーツをやってないんですよ。ダンスはやってるんですけど、ダンス以外の競技を習ったことがなくて。体育でやってたぐらいなんです。ほんとに球技が苦手。物がうまく扱えなくて(笑)。

──じゃあ、ボールだけじゃなくてラケットとかも?

神沢そう(笑)。ラケットとかボールとか、ハードルとか。ハードル走なんて全部倒しちゃうんですよ(笑)。唯一ダンスができるぐらいなんですけど、ちょうど体育の授業でバレーボールをやってた頃に、この「ハイキュー!!」のアニメを見て。それまで全然スポーツマンガに興味がなかったんですけど、試しに見てみたら、ちょうど体育でやってたのもあって、ルールもちょっと分かったから、なんとなく楽しめて。他にもクラスで「ハイキュー!!」を見てた人がいて、一緒に技やってみたりとか、マネしたりして、結構はまっていきましたね(笑)。

──ダンスの経験があるということなら、精神的な面など、共感するところがあったんじゃないですか?

神沢そうですね、負けず嫌いなところとか。あと、ダンスもチームワークだったりするんですよ。フォーメーションとかありますから。だから、チームワークも大事だなとも思うし、「もっとよくなるためにはこうした方がいいんじゃないの?」なんていう話は私も先生としていたし、「ハイキュー!!」を読みながら、そういうところは“スポーツあるある”なんだなと思いましたね。特に「ハイキュー!!」はネタ要素、ギャグ要素も入ってるので、もしルールが知らなかったとしても、説明をしっかりしてくれてるのでわかると思います。なので「ハイキュー!!」を読み始めてからは、テレビでやっているバレーボールの試合も、“ああ、なるほど!”って思いながら見てます。

──神沢さんが思う「ハイキュー!!」の魅力は、どういうところですか?

神沢「ハイキュー!!」は一人一人のキャラがすごく個性的なんですよね。主人公の日向翔陽はちっちゃくてバレーをやるには不向きなんですけど、憧れがいて、そこに自分が追いつきたいという気持ちや、影山飛雄くんへのライバル心でどんどんうまくなっていくんですよ。そんなところが見てる側としては一緒に応援をしたくなるし、自分も頑張ろうとも思える。あと、みんな仲がいいところがすごく微笑ましくて好きですね。「スクールオブジャンプ」では「ハイキュー!!担当」って言ってもらっていて、「ハイキュー!!」を紹介する時には、いつも出しゃばってます(笑)。

──そして、「同居人はひざ、時々、頭のうえ。」を手にされたのは?

神沢これはアニメイトに行った時に、お店の人がオススメのポップを書いていて、それを見て面白そうだなと思ったんです。まず絵が可愛い。そして、タイトルが不思議。どういう意味なんだろうと思って手にしました。あと、このマンガに出てくる猫のハルちゃんと、実家の猫の柄が一緒なんですよ。ハチ割れで女の子ってところが同じで。うちの猫とちょっと重ねて読んでいます。

──それは確かに、思わず手に取ってしまいますね。やっぱり猫派ですか?

神沢猫派ですね。うちの猫は、まだ私が小さい時に、段ボールに入れられてうちの庭に捨てられてたらしいんですよ。ビックリしますよね(笑)。それで父と母が、すごい猫の鳴き声がすると思って玄関を開けたら、ちょこんと座ってたんらしく。これは飼うしかないって(笑)。

──このマンガの面白いところは、同じシチュエーションでの人間サイドと猫サイドのストーリーがあるところですよね。

神沢そうなんですよ。しかもちょっとすれ違ってるというか。やっぱり動物と人間では、こういう意思の違いがあるんだなと思いながら(笑)。実家の猫のことを思い出して、“こういう時ってそう思ってたのか!”とか思ったりして(笑)。

──マンガの方は、猫の方がちょっと上から目線ですよね(笑)。

神沢私もバカにされてたよ、って思いながら読んでます(笑)。うちの猫は、14、15歳ぐらいなんですよ。猫の年齢だと結構おばあちゃんに近いんですけど、年月で言うと私より後に家に来てるのに、自分の方がお姉さんみたいな感じなんですよ、雰囲気が。私について来い、みたいな(笑)。そういうところも、“あ、似てる!”と思いながら(笑)。

──今に至る、主人公のバックグラウンドや、猫のバックグラウンドも描かれているから、感情移入もしやすいですよね。

神沢そうですよね。すごく心が温かくなったり、切なくなったり。感情が豊かになるなと思いながら読んでます。

神沢有紗さんが好きな本を
電子書籍でチェック!

ハイキュー!!

古舘春一(著者) / 週刊少年ジャンプ

集英社

おれは飛べる!! バレーボールに魅せられ、中学最初で最後の公式戦に臨んだ日向翔陽。だが、「コート上の王様」と異名を取る天才選手・影山に惨敗してしまう。リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩く日向だが!?

同居人はひざ 、時々、頭のうえ。

みなつき(原作), 二ツ家あす(漫画) / COMICポラリス

フレックスコミックス

ミステリー作家・朏 素晴(みかづき すばる)は、自らの想像の世界を邪魔する他人が苦手。そんな素晴の元にやってきたのは、1匹の猫。猫の不可解な行動を見ているうちに、小説のネタが浮かんできて……!? 不器用男子×一匹の拾い猫。 ふたりでみつける幸せぐらし。人視点と猫視点のW視点で贈る物語。猫のきもちが知りたい人、必見です。

Angel Beats! -Track ZERO-

麻枝准(Key)(著), ごとP(イラスト), Na‐Ga(Key)(キャラクターデザイン)

KADOKAWA / アスキー・メディアワークス

電撃G'sマガジンで連載された前日譚小説 『Angel Beats! -Track ZERO-』 を完全収録!さらに、原作・脚本を務める麻枝准による新規書き下ろし1編を追加収録!