登場人物の全員が、何かしらの悩みや悲しみを
抱えているんだなと、ちょっと悲しくなりました

──清原さんは現在公開中の映画「3月のライオン」に、川本ひなた役でご出演中ですね。今回ピックアップしていただいた3冊のうち、1冊はその原作であるコミック「3月のライオン」ですが、この原作は映画のお話があってから読まれたものですか?

清原そうなんです。漫画のタイトルは知っていたんですけど、ひなた役のオーディションがあるというお話を聞き、その日のうちに漫画を買いに行って。その時はまだ11巻までしか出てなかったんですけど、それを1巻から全部買って読みました。

──原作を読んで、どんな印象を受けましたか?

清原キャラクター一人一人が濃いなと思って(笑)。主人公の桐山零くんも、川本三姉妹もちゃんとキャラがたっていて、全巻読み終えたときに島田さんも後藤さんも、登場人物の全員が、何かしらの悩みや悲しみを抱えているんだと気付きました。結構コミカルな感じで描かれているところもあるんですけど、それに気付いてからはなんだかちょっと悲しくなりました。

──清原さんが演じるひなたちゃんについてはいかがでしたか?

清原ひなたは繊細な一面もあるけど、第一印象は強くて明るい。漫画だとひなたの周りに花やキラキラ、フワフワとしたオーラが描かれてあって、すごく女の子なんだなあっていう印象があります。

──女の子ですね。気になる男の子に一生懸命お弁当作ったり。

清原そうです、まずいけど(笑)。そういう一生懸命なところも、すごくかわいいなと思います。

──ひなた役を演じるにあたって、意識したこと、注意したことはどんなことでしょうか?

清原原作のひなたは、笑ったり泣いたり悲しんだり、本当に表情がたくさん変わります。それがすごく繊細に描かれていたので、この役を演じることになった時、ちゃんとそれを表現して、見ている人たちに伝わるようなお芝居を、ということを考えました。笑ってる時と泣いてる時の差をはっきりつけるように、お芝居しなきゃなっていうことを気を付けていました。

──清原さんはひなたちゃんとほぼ同世代ですよね。

清原そうなんです、同い年なんです。でも今まで同世代の役はあまりやったことがなくて(笑)。制服は普段着慣れているので、学校のシーンの撮影で制服を着る時は、本当にひなたが毎朝着ている感じが出せたかなと思います。あと、漫画ではひなたの髪ゴムの種類は結構変わってるんですけど、私もメイクさんと相談をして、“ひなたはたぶん黄色とかピンクだよね”なんて話をしながら、衣装に髪ゴムを合わせてました。

──では、4月22日より後編が公開になりますが、この映画の見どころを教えてください。

清原前編は将棋を通しての、零や棋士たちの人間関係だったり、情熱、戦いをテーマに描かれている物語になっています。後編はがらっと変わって、3姉妹がメインの、家族愛や人を思う気持ちの大切さがすごく細かく描かれている話です。前編は特に男性が熱く前のめりになって観られる作品なのに対して、後編は3姉妹の活躍もあり、男性だけでなく女性が観ていて感情移入したり、考えさせられたりするシーンがたくさんあると思います。前編、後編どちらも観ていただきたいです。

清原果耶さんが好きな本を
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3月のライオン 1巻

羽海野チカ

白泉社

その少年は、幼い頃すべてを失った。夢も家族も居場所も──。この物語は、そんな少年がすべてを取り戻すストーリー。その少年の職業は──やさしさ溢れるラブストーリー。

日常(1)

あらゐけいいち

KADOKAWA / 角川書店

妄想がふくらみがちな夢見る女子高生・ゆっこの回りにはロボやらヤギやら謎なものがいっぱい。今日も微妙にシュールな日常が始まります。

千年ジュリエット

初野晴

KADOKAWA / 角川書店

文化祭の季節がやってきた! 吹奏楽部の元気少女チカと、残念系美少年のハルタも準備に忙しい毎日。そんな中、変わった風貌の美女が高校に現れる。しかも、ハルタとチカの憧れの先生と何やら親しげで・・・・・・。

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