苦手だった本を読むようになって
休日をより有意義に過ごせるようになりました

──本を読むことは昔から好きでしたか?

三吉どちらかというと小さい頃は少女漫画や漫画が多くて。文字が全然読めなくて小説が苦手だったんですよ。今年に入るまで苦手でした(笑)。

──苦手だったところから、読むようになったきっかけは何だったんでしょう?

三吉きっかけは周りの友達が本を読むのが好きだったっていうことと、お芝居とかやるうえで本を読むことは大事だなと思って、なるべく普段から文字に慣れておこうと思ったんです。それで最近読み始めました。

──読もうと思うようになって最初に手にした本はどんな本でしたか?

三吉ミステリーやホラーが好きで。あんまり穏やかな話は、映画とかでもそうなんですけど、あんまり読まないですね。東野圭吾さんとか山田悠介さんとか、若い子が読みやすい本を手に取ってます。

──ちなみに少女漫画はどういうものを読まれていたんですか?

三吉ほんとにベタなものからいろいろ読んでました。最近は福山リョウコさんっていう漫画家さんがすごい好きで。リョウコ先生が最初に出した漫画がモデルさんの話だったんですよ。絵もかわいいしストーリーもすごい面白い。リョウコ先生が出してる漫画だけは、今もずっと読んでます。

──本を読むようになって何か変わったことはありますか?

三吉休日の使い方が少し変わりましたね。もともとお寺とか神社とか、ゆったりしたところに行くのが好きだったんです。そういうところにカメラ持って行って写真撮ったりしていたんですが、最近はそこに一緒に小説も持って行くようになって。1〜2時間ぐらいゆったりと本を読んだりしてます。休日はそうやって有意義に過ごせてます。

──では、今回セレクトしていただいた、東野圭吾さんの「秘密」を手にしたきっかけは?

三吉この本はもともと知り合いの方から借りたもので、何冊かお借りした中で一番好きだった本です。ストーリーに気になる点が多くあって、読み進めていくのがすごく面白かった。ハッピーエンドなわけではないので、そこをものすごく考えさせられました。最初は設定とか結構こんがらがっちゃうと思うんですけど、読み進めていくうちに、家族の絆だったり家族の愛だったりだとか、一般的な家族とは異色な関係性だけど、それでもしっかり人生を、夫も妻も娘もそれぞれみんな歩んで行くっていうのがちゃんと心響いてわかる本だと思うので、ぜひ読んでもらいたいなと思います。

──それぞれの“秘密”と人生の選択。自分だったらどうするだろうと、思わず考えさせられますよね。

三吉そうなんですよ。私はドラマ化したものは見てないんですけど、すごく映像が浮かんできて。言葉の一つ一つでもすごい葛藤していたり、緊迫していたりするのが分かるし、一番大事な人を失ったのか失っていないのか、自分はどうしたらいいんだろうっていう思いがリアルに伝わってくるので、想像しやすいんですよね。

──そして、北野武さんの「新しい道徳」。この本との出会いは?

三吉これはまた別の方からお借りしたもので。最近本当に本に興味がでてきて、いろんな友達や知り合いの方に「なんかいい本ないですか?」って聞いていたんですよ。その中で薦めていただいた一冊で、北野武さんが書いてるっていう時点でこれは絶対に読もうと。すごかったです。久しぶりにきれいな言葉じゃない言葉で書かれている本を読んだなという(笑)。さすがだなと思いました。きれいな言葉じゃないし、まとまってるわけじゃないんだけど、ちゃんとストレートにどういうことを提示していきたいのかがしっかり書かれてあるし、確かに言われてみたら道徳ってなんなんだろうっていうのもすごく考えさせられたりして。私たちが言えないような本音を、今までいろいろ人生を経験されてきたうえで北野さんが代弁してくださっているような感じで、いろいろ響くものが多かったです。

──特に印象に残っているエピソードはありますか?

三吉最近私が写真集の撮影をしていたっていうこともあって、人生についてとか生き方についてとか、人間についていろいろ考えていたんですけど、この本の中に、人間は一人一人違って個性があっていいし、考え方とかも自由のありかたとかも一人一人違うけど、結局みんな幸せになりたいと思ってるっていうところがあって。それを読んでから、自分の親のこととか親戚のこととか、身近にいるいろんな人の顔がすごい浮かんで来て、いろんな意味で接し方とか改めようって思いました(笑)。それこそいいことすると気持ちいい、じゃないですけど、みんなでいいこととかいい言葉を掛け合って、みんなでいい気持ちになれたらいいなって、そういうふうに素直に感じました。

──この本を三吉さんに貸してくれた方は、どういうことを思って貸してくださったんでしょうね。

三吉実は貸してくれた方は今回の私の写真集のカメラマンさんなんです。ちょうど19歳から20歳の変わる瞬間を残した写真集だったので、そのタイミングでこの本を貸してくださった意味もなんかよく分かるし、たぶん読むと何か一歩大人に近づいたときに考えるきっかけになるよって思って貸してくださったんじゃないかなと思います。ありがたいです。

三吉彩花さんが好きな本を
電子書籍でチェック!

新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか

北野武

幻冬舎

日本人にとって、「道徳」とは何か。
この世の中に生まれて、
私たちはどう在るべきなのか???

「時代を作る人は、いつだって古い道徳を打ち壊してきた。誰かに押しつけられた道徳ではなく、自分なりの道徳で生きた方がよほど格好いい。
自分なりの道徳とはつまり、自分がどう生きるかという原則だ。
今の大人たちの性根が据わっていないのは、道徳を人まかせにしているからだ。それは、自分の人生を人まかせにするってことだと思う。
誰かに押しつけられた道徳に、唯々諾々と従うとバカをみる。それはすでに昔の人が経験済みだ」

稀代の天才が、現代日本に一石を投じる、普遍的道徳論!

※『秘密』『メメント・モリ』は電子書籍の配信はございません。

この記事が気に入ったらクリック

SNSでシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加