Jan 09, 2017

コラム2340

“シンガーソングライターの既成イメージを壊す”!?
井上苑子の天真爛漫なトークがはじけるラジオ

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やきそばかおるの「ラジオのかくし味」
第3回 井上苑子さん(ニッポン放送「井上苑子のオールナイトニッポン0(ZERO)」)

 

中高生を中心に大人気のアーティスト、井上苑子さん(通称「そんちゃん」)。不定期で開催している、ギターで弾き語りをするツイキャスの再生回数は200万回に上ることも! そんな井上さんが昨年4月より「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送 3時〜4時30分)の月曜を担当しています。関西出身の井上さんは、中学卒業と共にプロのアーティストを目指すべく上京。初のレギュラー番組は、高校を卒業した翌月からスタートしました。あけすけなトークと、恋愛相談、さらに不定期で披露している弾き語りが大好評です。今回は井上さんの番組の人気の秘密を探りました。

※インタビューの前日は井上さんの誕生日でした。大勢のファンに囲まれて、バースデーライブも行われました。

 

シンガーソングライター=あまり喋らないってイメージを私が壊してます(笑)

 

──お誕生日おめでとうございます! バースデーライブにはラジオを聴いているファンもいらっしゃったそうですね。

そうなんです! 番組でメールを紹介させていただいた方が何人も声をかけてくれたんです。「えー! あなただったんですか!」っていう感じで、お会いする度に感動して嬉しいです。ライブでは相手の顔が分かるけど、ラジオって顔が見えないから、よく読ませていただく方から声をかけてもらえると嬉しくて。メールを読んでいる時に「この方は、どういう方なんだろう」って思うんですけど、先日も渋谷で声をかけてくれたリスナーさんは、素敵なお姉さんで嬉しかったです。

──井上さんの番組のリスナーは、どんな方が多いと思いますか?

放送でも言ったことがありますけど、非リア充な人が多いのかなって思います(笑)。ライブにはカップルで来ているファンの子たちもいるけど、ラジオが好きな人は一人の時間が好きっていう人が多いっていうイメージがあるので、「そうなのかな」って思うんですけど。でも、若い子たちも聴いてくれて嬉しいですね。

──いつも明るく賑やかなイメージがありますが、人からどんな性格だと言われますか?

とりあえず「うるさい」って言われます(笑)。私、ギターを持った写真だと大人しそうに見られるんです。そもそも、シンガーソングライターってあまり喋らないっていうイメージがあると思うんですけど、私がそのイメージを壊してます(笑)。喋るのが好きだから、初対面の人とお喋りするのも大変って思ったことがないくらいです。

 

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──いいですね! 子どもの頃はどんな性格でした?

昔から活発で好奇心旺盛で、何かしていないと気が済まないタイプです。お母さんも、めっちゃ喋るんですよ。お母さんと私って全く同じ性格で、強いて違うところを挙げるとしたら、私はがさつだけど、お母さんはちゃんとしてるところぐらい。そのくらいしか違いがなくて、あとはノリも一緒だから、友達からは「苑子が二人いる」って言われます。ウチは男女で性格が逆で、父と兄は瓜二つです。兄はよく喋るけど、なぜかインドアなんです(笑)。私みたいに、外に出てはしゃぐっていうことがあまりなくて、一人でずっとパソコンをいじってたり、バイクに乗ってどこかに行ったりするタイプです。おまけに本をよく読むから知識が豊富で、私が何を喋ってもエラそうにうんちくをたれてくるんで、気分が悪いです(笑)。

 

小学6年生で路上ライブを始め、中学卒業を機に上京

 

──歌うようになったきっかけは?

母がボイストレーナーをやっていて、私も歌が好きだったから「スクールに通う?」って誘われて通い始めたのがきっかけです。ある日、鼻歌を歌った時に、お母さんが「それは鼻歌? それとも本気で歌ってそれなの?」って聞いてきた時があって、その時は驚いて「本気だったら、もっとちゃんと歌うよ〜」と強がっておきました(笑)。ちなみに、今は何も言ってこないです。それから小学6年生の時にギターを始めました。2週間で5つのコードを覚えて、曲を作って、それで路上ライブに出ました。

──2週間で?!

全然できますよ〜。でも、最初は座って歌ってたからか、あまり立ち止まってもらえなくて、他のストリートミュージシャンを見て「どうしたら興味をもってもらえるか」を考えたんです。それで、みんなが知ってるカバー曲を増やしたり、処分する予定だったイタリアンのメニューが書かれてある黒板に、百円ショップで買ったチョークで自分の名前を書いたりしました。路上ライブは土日に中学3年生までやってました。度胸もついて、どんな場所でも歌える状態で「どこでもかかってこい!」という感じでした(笑)。

 

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──その頃からアーティストになりたいと思ってました?

「絶対にプロになりたい」と思ってました。それでも「大丈夫かなぁ〜」という不安はありましたけど、当時から事務所に入ってて、お芝居の仕事もさせてもらっていたから、東京で頑張りたいと思って中学卒業を機に上京しました。

──ツイキャスも大人気ですね!

ツイキャスは高校1年の頃からやってます。当時からツイキャスをやってる人が多くて「私もやろうかな〜」と思って始めました。最初は「とにかく喋りたい」と思ってひたすら喋ってコメントを拾ってたんですけど、フォロワーさんは私が普段歌ってるのを知ってるから、「何か、歌ってよ」っていうコメントがきて、そばにあったギターで弾き語りをするようになったんです。

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やきそばかおる

編集者・ライター・コラムニスト

テレビ誌やカルチャー誌、Webニュースなどに携わるほか、子どもの頃から大のラジオファンで元ハガキ職人ということもあり「BRUTUS」「別冊カドカワ」「ケトル」等で、ラジオ特集の取材、執筆を担当。

連載にも定評があり、「J-WAVE NEWS コラム やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」「radiko.jpコラム」「水道橋博士のメルマ旬報(やきそばかおるの会いに行ける偉人)」「カルチャーブロス」ほか、執筆中。また、ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーと、全国のラジオファンから寄せられた面白いラジオ番組の情報を紹介する「週刊 ラジオ情報センター」を金曜22時よりツイキャスで放送している。

一方、動物園愛好家として、全国95カ所をまわって写真を撮っている。好きな動物はハシビロコウ。もちろん、好きな食べ物は焼きそば。

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