Feb 25, 2021 column

日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?

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日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?

本記事にて紹介する動画配信サービスに関して、その配信元や関係会社は本記事の内容に一切が関与しておらず、あくまでもotocoto独自の見解における内容とご理解ください。一方、紹介先サービスへのリンクに関しましては一部を除き第三者を介したスポンサードモデルでの掲載をしております。あわせてご理解いただけますと幸いです。 (※本記事におけるデータは2020/1/27時点のデータとなります。)


コロナウィルスの影響もあり劇場公開が十分に叶わない映画業界。以前より成長気流で外出自粛の空気に乗じてエンタメユーザーの心の隙間を埋めているのが、市場にあふれる動画配信サービス(VOD=Video On Demand)です。とはいえ、動画配信サービスも色合いが様々です。これから入ろうと思っている、使ってみようと思っている、そんな人の中で、今回は特に、映画好きに役立つ情報が届けたく、この記事を書いています。

動画配信サービスを選ぶ基準

動画配信サービスなら間違いなくコレだ!というものはやはり存在しません。
世界的なサービスで業界の中でも頭一つ飛び抜けているNetflixは、各国の視聴者に合わせたコンテンツ製作、世界規模でのメジャー作品、過去の映像作品ラインアップも充実しているので、多くのユーザーの選択肢に入ってきます。ですが、それでも完璧ではなく、他のサービスが優れているポイントはあります。

また、質や量は下がれどユーザーに負担させる課金額が低く一定のユーザーを満足させるサービスも多いです。いつでも解約できるというのも安心ですし、なにより多くのサービスが提供している「無料トライアル期間」の存在はサービスを選ぶ上で非常にありがたいです。

自分に合うVODを見つけるには、どういうコンテンツを好むか自分なりの偏りを知ることが重要だと思います。そして、無料ここでは多少マニアックな切り方をさせてください。

「日本映画(邦画)を愛する人」にはどの動画配信サービスがオススメか

今回は上記の通り、邦画の深めな刺し方で動画配信サービスを比較していきたいと思います。

日本の巨匠を渡り歩き現在の名匠や新鋭監督につながることは、映画ライフをより高みに連れてってくれると思っています。物事を丁寧に読み解いたり、背景を含めて映画を知りたいといった、”エンタメ”というよりむしろ”カルチャー”として捉えるような方はぜひ読んでほしいと思っています。

日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?
英国映画協会発行の「サイト・アンド・サウンド」誌が世界一に選んだ
小津安二郎監督の『東京物語』(画像:TMDb


少し余談ですが、現代における日本映画監督の名匠も、欧米の巨匠たちもこの時代の映画監督の名をよく口にされています。ここに記す監督たちの作品は、現代の映画業界を築き上げているルーツですし、それは日本のみならず多くの監督の作風に影響を与えています。

白黒で慣れない感覚で始まることも多いですが、最初の10分程度で気にならなくなります。慣れてくると、白黒ならではの昼の表し方、夜の表し方、そういった現在の映画とは異なるテクニカルな部分も楽しめてきます。また、語り継がれる巨匠たちの作品は現代にも変わらない普遍的なエンターテイメント要素を持っています。”古い”というだけで名作たちに触れない人生を歩むのはもったいなさすぎます。ぜひこれを期に、映画をより好きになってもらえると嬉しく思います。

ここで記す監督のラインアップにおいて多少なり独断・偏見はお許しください。レジェンドと称して巨匠の監督たちを勝手ながら述べさせて頂きました。少しでも参考になれば幸いです。

世界に誇る日本の巨匠監督たち
日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?
写真:TMDb
溝口健二( 1898-1956 )

「女を描く」ことにこだわり続けた世界的評価の高い監督。特にヨーロッパの監督がリスペクトしている監督で名を上げることが多い。『勝手にしやがれ』のジャン=リュック・ゴダールの溝口への傾倒ぶりは有名。長回しの手法が特徴で演出においても完璧主義者と呼ばれた。
代表作:『雨月物語』、『祇園の姉妹』

日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?
写真:TMDb
小津安二郎( 1903-1963 )

一貫して日本の「家族」を同じキャストを多用して描き続けた監督。小津調と呼ばれる撮影手法や独特のセリフまわしは、白黒ながら絵の美しさを現代人にも響かせる。恐ろしいほど癖になる、小津ワールド。日常にある美しいものを、美しいつくりで、美しく魅せる天才。
代表作:『東京物語』、『秋刀魚の味』

日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?
写真:TMDb
黒澤明( 1910-1998 )

言わずと知れた世界のKUROSAWA。挑戦的なテーマに挑み、スペクタクルで大胆な映画づくりはハリウッドにも多大な影響を与えた。現代のテクノロジーで作られた映像を凌駕する、妥協なき哲学でつくられた生々しい映像に感動を覚える。黒澤に掛かれば四時間も一瞬の刹那に変わる。
代表作:『七人の侍』、『羅生門』

日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?
写真:TMDb
木下惠介(1912-1998)

国内においては黒澤明よりも高い評価を受けることもあった監督。ジャンルに拘らない器用さを持ち、テーマはその時折の時代性を反映した作風が多い。晩年はテレビへ業界へ転身したゆえ、知名度が他の巨匠に比べて低い部分も否めないが、『二十四の瞳』は今も語り継がれる大名作である。
代表作:『二十四の瞳』、『カルメン故郷に帰る』

日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?
写真:TMDb
市川崑(1915-2008)

「ビルマの竪琴」「鍵」「おとうと」「東京オリンピック」など、国際的にも評価された作品が多い。一方で金田一耕助シリーズを代表とするエンターテイメント性の高い作品も多く手掛けた。テレビドラマ、アニメ、人形劇も手掛けた近代エンターテイメントの礎の一人。岩井俊二監督もリスペクトする巨匠監督。
代表作:『犬神家の一族』、『ビルマの竪琴』

メジャー動画サービスでレジェンド監督たちのの配信本数を比較

さて、この方も!あの方も!という意見は多分にありそうですが、上記の監督作品には触れておいて損はないと思います。

動画配信サービスの大まかな情報ととも各監督の配信数を羅列していますので、ぜひ御覧ください。

■動画配信(VOD)サービスの金額・配信数・無料期間

月額料金(税込)見放題作品本数無料お試し期間
Amazon Prime Video月額500円
年会費4,900円
非公開30日間
Netflixベーシック:880円
スタンダード:1,320円
プレミアム:1,980円
非公開なし
hulu1,026円 7 万本〜2週間
U-NEXT2,189円約 21 万本31日間
TSUTAYA TV2,659円
(TSUTAYA DISCAS+TSUTAYA TV)
約 1 万本30日間
FODプレミアム976円約 2 万本2週間
※2021年1月27日時点の調査データになります。最新情報はサービスサイトの情報を参考ください。

エンターテイメント全般にどっぷり浸かる人であれば、無料お試し期間を活用して一通りのサービスを堪能してみるというのが良いと思います。

ドラマ・映画・アニメやテレビの見逃し、それぞれ傾向は異なりますし、意外と大事なのが使い勝手です。どこにどのボタンがあるか、そういった機能があるか、これは日常的に使うサービスがゆえ、とても重要です。ぜひ実際に使ってみることをおすすめします。

■動画配信(VOD)のレジェンド監督作品の配信数

溝口健二小津安二郎黒澤明木下恵介市川崑合計
Amazon Prime Video11900525
Netflix2312513
hulu113323441
U-NEXT034293131125
TSUTAYA TV03221035
FODプレミアム12132070
※2021年1月27日時点の調査データになります。最新情報はサービスサイトの情報を参考ください。

結論:邦画マニアにハマるサービスは圧倒的に「U-NEXT」

邦画、かつ特徴的なカテゴリで絞ると結構色合いが見えてきます。万人受けしている印象のNetflixでもクラシックなレジェンド邦画の配信数は少ないです。

結論から言って、やはりU-NEXTの映画の抑え方はたまりません。金額は高めなので、どこまで時間をVODに使えるかが判断の肝にはなりますが、映画ファンとしてU-NEXTは外せない気はしてしまいますね。それくらい圧倒的にレジェンド監督たちの映画ラインアップが優れています。

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日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?

U-NEXTは(配信数を公表しているサービスの中では)配信数がずば抜けていますので、当たり前といえば当たり前な結果なのかもしれませんんが、この傾向を見る限り”量”だけではなく”質”の点でも信頼できるサービスなのは理解できます。

敷いて言えば溝口健二監督作品がAmazon Prime Videoのみに偏っているので、溝口健二ファンとしては満足いかないかもしれません。その点だけ目をつぶれば映画通としてはU-NEXTを選びたいところです。

初めて巨匠たちの作品に触れる方ならhuluもオススメ

とはいえ、月額2,189円というのは比較的高い月額設定になっています。プライベートや趣味に使う時間は人それぞれですし、そこから映画やドラマに投じる時間もそれぞれです。また、これから日本映画の歴史をたどるべく入り口で代表作や人気作から入りってみたいという人もいらっしゃると思います。

その場合は「hulu」がおすすめだと思います。
日本テレビや東宝映画が株主にもなっていますので、新旧邦画のラインアップはバランスのよいものがあります。昨今では『Niji Project』などで話題になったオリジナルコンテンツに注力している様相もあり、他にテレビ番組、アニメ、ナショナルジオグラフィックなどドキュメンタリー系も揃えています。

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日本映画の巨匠に酔いしれる!映画ファンにハマる動画配信サービスはなにか?

huluにおいて言えばU-NEXTには遠く及ばないものの、溝口健二監督作以外は少なからず備わっているのが良いと思っています。結構、レジェンド監督は哲学がしっかりしているため作風も一貫しています。噛みしめれば出てくる味は違えど、あまり接したことのない方が連続して作品を観たりすると刺激が薄くなることも予想できます。(追々、そのスルメ的な味わいが良くなったりもしますが。)

hulu であれば小津安二郎作品の次に市川崑作品など色合いを変えながら観たり飽きずに邦画を探求することができますので、U-NEXTの次第点としてはhuluが良い気がします。月額も1,026円とU-NEXTに比べ約半額ですので、お財布にも少し優しくなります。

huluで好きな監督、さらに味わいたい監督を品定めしてモチベーションがあがってきたらU-NEXTへ、なんてステップアップ活用も有りだと思います。両方ともに無料期間がありますので、上手に活用して映画ライフを堪能して頂ければと思います。

過去の映画に心惹かれると、さらに映画というのもの素晴らしさを感じたりするときがあります。人間の普遍的なものを教えてくれたり、その時代の特性が見えたり、様々な角度で私達の心に刺激を与えてくれると思います。ぜひ動画配信サービスという現代の利便性あるサービスを活用して、違う時代を味わってみるのはいかがでしょうか。

(文:otocoto編集部)

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