May 17, 2017 news

夏帆、伊藤英明との初共演に緊張!真面目にふざける姿には苦手意識?

A A
SHARE
sasaki-top

コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第74回

女優の夏帆が、5月16日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた、映画『22年目の告白  -私が殺人犯です-』のジャパンプレミアに出席した。

DSC_9071

本作は、22年前の連続殺人事件の犯人を名乗る男の「告白」が、新たな事件を引き起こす様を描いた作品だが、この中で被害者遺族の娘【岸美晴】を演じている夏帆は「私は4日間しか参加していなくて、キュッとすると半日くらいしか撮影していないので、その場に馴染む間もなく、ポイントポイントで感情的にならなければいけなかったのが大変でした」と、撮影を振り返り、今回初共演を果たした、【牧村航】役の伊藤英明については「ずっと緊張してました。「はじめまして」で胸ぐらを掴んだりもして」と語っていたが、“ポイントポイント”で真面目にふざけたトークを展開する伊藤の後に挨拶するのは、どうにもやりにくそうな表情を浮かべていた夏帆だった。

DSC_9256 (1)

その伊藤は、藤原竜也演じる【曾根崎雅人】を22年前の事件発生時より追い続ける刑事を演じているが、「今までのキャリアで一番キツかったですね。初日から昼夜逆転して3日間、マンさん(平田満)と走ってました。途中で止めようと思っても、マンさんが走ってるから」と、昼と夜が逆になっても先輩には逆らえないでいた。

DSC_9210

また、藤原と伊藤の2人には不思議な縁があるようで、伊藤が「竜也とは初めて共演したんですが、プライベートで偶然何度か会っていて」と話すと、藤原も「僕がお店でラーメンを食べてたら『竜也!』って言われたり、肉を食ってる時も『竜也!』って声を掛けられたり」と、自分が居る場所によく伊藤の存在があったことを明かしていた。

さらに、そんな伊藤とは大ヒットシリーズ『海猿』で共演していた仲村トオル(ジャーナリスト【仙堂俊雄】役)は「今から10数年前に、英明とは同じ船の上でTシャツを脱いで腕立て伏せをしていたんですが、なぜか半強制的にその船から降ろされ、「きっとこの船はすごい航海をするんだろうなぁ」と思っていたら、案の定、大ヒットしました。その船に乗れなかった悔しい思いを、この映画でリベンジできればと思っています」と、誰よりも熱い思いを口にすると、本作のメガホンを執った入江悠監督は「仲村さんがそんな思いを持って臨んでいたとは・・・」と、驚きを隠せないでいたのだった。

DSC_9327

なお、壇上では、映画の内容にちなんで、登壇者の「はじめまして、私が___犯です」の告白がなされたのだが、[三浦友和][ウイスキー][手紙]をキーワードに長々としゃべる伊藤の姿に呆れ、もう笑うしかないといった様子の野村周平(【小野寺拓巳】役)の姿も見られた。

当日はその他、出演の石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩城滉一が出席し、レッドカーペットイベントも実施した。

映画『22年目の告白  -私が殺人犯です-』(ワーナー配給)

映画『22年目の告白  -私が殺人犯です-』(ワーナー配給)は、2012年公開の韓国映画『殺人の告白』を原作に、22年前の連続殺人事件の犯人を名乗る男の「告白」が、新たな事件を引き起こす様子を描いたクライム・サスペンス。

監督:入江悠
脚本:平田研也、入江悠
出演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル ほか

公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/22-kokuhaku/

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。