Apr 30, 2017 news

菅田将暉、24歳ではありえない芝居の凄さ その実力は吉田鋼太郎からもお墨付き

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コラム 佐々木誠の『映画記者は今日も行く。』第68回

2017年に入ってもその勢いは衰えず、若手俳優の筆頭に位置付けられている菅田将暉が、4月29日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた、映画『帝一の國』の初日舞台挨拶に登壇した。

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本作は、生徒会長を務めた者には、将来の内閣入りが確約されるという、全国屈指の頭脳を持つ800人のエリート学生たちが集まる超名門・海帝高校を舞台にした物語だが、菅田はこの中で、「総理大臣になって自分の国を作る」という途方もない野心を持ち、本校に首席で入学した1年生【赤場帝一】を演じているが、今まさに人気・実力ともに“首席”の菅田にとってはうってつけの役柄かもしれない。

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菅田演じる【赤場帝一】の父【赤場譲介】を演じた吉田鋼太郎も「彼の芝居は凄いんです。24歳ではありえない。どこまで上手くなるんだ? って感じでこれからが心配ですね」と、最上級の言葉を菅田に贈っていた。 対して、菅田も「鋼太郎さんから『芝居できるんだね』と言われた時は嬉しかったです」と、頬を緩ませていた。

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そんな菅田を“永遠のライバル”と語るのが、【東郷菊馬】役の野村周平だ。 2人は、2010年にTBS系で放送された連続ドラマ『ハンマーセッション!』で共演して以来、気心が知れており、「2人とも盛り上げ役だったから面倒くさかったと思う」と、当時を振り返る菅田に対し、野村は「この先、20年30年と頑張って、“あの人は今”にならないように、永遠のライバルでいきましょう」とエール。菅田も「信頼と安心の野村周平みたいなとこありますからね」と、絶大なる信頼を寄せていたのだった。

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また、金髪ロン毛の絶対的君主【氷室ローランド】を演じた間宮祥太朗は「キャラクターの個性が強いので大変かなと思ったんですが、監督からも『間宮君、ローランドっぽいね』って言ってもらえたので良かったです」と、自信をのぞかせると、それに対し野村は「Twitterで『ローランドは間宮祥太朗にしかできない』ってつぶやいたら、『口を慎め』ってリプライがきました(笑)。基本的に僕がつぶやくと『死ね』って返ってくるんですよね」と、最近の悩みをつぶやいていた。

その【氷室ローランド】役について、吉田は「最初に原作を読んだ時は、氷室ローランド役かと思っていたので、「よしやるぞ! 髪の毛伸ばすぞ!」って意気込んでいたんですが、聞いたらその役は鋼太郎じゃなくて祥太朗だったので残念でした」と、大人のユーモアを披露し会場を沸かせていた。

なお、主演の菅田に言いたいこととして、名乗りをあげた間宮が「オールアップの時に、将暉が一人ずつマウス・トゥ・マウスでキスしていったんですよ」と暴露すると、菅田は「最初に目を合わせたのが周平だったのがいけなかった(笑)。なんか自然とそのまま全員にキスする流れになっちゃって」と弁明。キス待ちをしていたという、【森園億人】役の千葉雄大は「すごい柔らかかった」と、菅田のくちびるにゾッコンの様子だった。

最後に、菅田は「この映画は、果し状と思って作りました。今日から公開されてどうなっていくのか楽しみです」と、期待と興奮が抑えきれない様子だった。

舞台挨拶にはその他、出演の竹内涼真、志尊淳、永野芽郁、永井聡監督が登壇した。

映画『帝一の國』(東宝配給)

映画『帝一の國』(東宝配給)は、生徒会長を務めた者には、将来の内閣入りが確約されるという、全国屈指のエリートたちが集まる超名門・海帝高校を舞台にした、古屋兎丸による同名コミックを実写映画化した学園コメディ。

監督:永井聡
脚本:いずみ吉紘
出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大、永野芽郁、鈴木勝大、萩原利久、岡山天音、井之脇海、木村了、榎木孝明、山路和弘、真飛聖、中村育二、吉田鋼太郎 ほか

公式サイト http://www.teiichi.jp/

佐々木誠

「日刊 情報プレス」編集者 (有)情報プレス社が発行する「日刊 情報プレス」は、映画業界のニュースやイベント、興行成績、劇場公開情報など、映画に関する様々な情報を掲載。また、Facebookページでは、【情報プレスα】(www.facebook.com/joho.press.jp)として、映画の舞台挨拶やイベントの模様を面白可笑しく掲載中。日々アップしている。